提供する価値・伝えたい事
阪神・淡路大震災の朝、自宅で生き埋めになった在日韓国人のハルモニ(おばさん)の半生を描くひとり芝居です。“ワルルル”は朝鮮語で“ドンガラガッシャン”の意味です。
異郷の地でおおらかに生きるハルモニの姿。「物は一瞬でなくなるけど、身に付いたものはなくならん」と語るハルモニたちの姿に感動し芝居にしようと思いました。
『人はなぜ学び生きるのか・・・』ひたむきに生きるハルモニの姿を通して問いかけます。
内 容
ひとり芝居『ワルルル・・・』
あらすじ
舞台は神戸市長田区。
大震災で被災し、がれきの中に生き埋めとなっていた在日1世のハルモニ金南順(キムナムスン)は、8時間後に救出され、現在、仮設住宅で1人暮らし。キムチを漬けながら半生を振り返ります。
結婚1ヶ月後に行方不明になった夫を追ってたどり着いた日本で、彼女を待っていたのは、極貧生活と差別でした。戦前戦後の激動の中で夫に先立たれ、生きるために働き通して3人の子どもを育て上げ、自分の家を持てた喜び、そして震災・・・。
「物は一瞬でなくなるけど、身に付いたものはなくならん」
「命さえあれば何でもできる」
異国の地で、言葉に尽くせないハルモニの辛酸と波乱万丈の人生が、ユーモアたっぷりに語られ、矢野陽子が喜劇役者としての本領を発揮します。
業務外の講師への取次は対応しておりません。