想定する対象者
・会社経営が苦しく、やむなく賃金カットや人件費削減を考えている経営者様
・退職させる社員にどうすればできる限りの対応ができるかをお考えの経営者様・人事担当者様
・トラブルがおきないように社員に納得して辞めてもらえる方法を探している経営者様・人事担当者様
・すでに辞めた社員から訴えられた経験がある経営者様
提供する価値・伝えたい事
●私は最初に就職した大手商社の人事部での勤務経験に始まり、いつも「人」に関わる環境に身を置き、さらに「社会保険労務士」という「人」と「人」との繋がりを大切にする仕事をしていく中で、営利を目的にした企業でさえも一番大切なのは「人財」なのだと学びました。
勤務先の社会保険労務士事務所では7年間、毎月数十社、2000人ほどの給与計算や手続業務などをこなすかたわら、多種多様の業種・規模の顧問先から発生する日々の労務相談にも1件1件丁寧に対応し、法律の知識だけではなく実務を通して得た経験から、経営者の方と一緒になってベストな対策を考えてきました。
●そんな中で、どんな会社でも必ず起こる「社員の退職に関係する」トラブルを何度も経験しました。理由がなんであれ、会社側から社員に辞めてもらうように伝える時には、少なからずトラブルが起こります。経営者のみなさんは、決して社員を解雇したいわけではないのですが、そんな経営者の思いと解雇される社員の気持ちが上手くかみ合わないために、トラブルになってしまった例をたくさん見てきました。
●そんな例を見るたびに、「社長がもっと早く相談してくれれば円満退職にできたのに」といつも後悔していました。実はトラブルの原因の多くは、経営者のちょっとした言葉や態度が社員の感情のスイッチを入れてしまうことにあるからです。さらに、社員に辞めてもらうには法律に基づいて手順を踏むが必要があり、そこを省略すると後から取り返しのつかない事態になることもあるのです。
それを知らずにすぐに「解雇だ!」と叫んでしまう経営者のみなさんに、これまでたくさんの「人」に関わってきた私から、ぜひ「正しい円満退職への手順」をお伝えしたいのです。
なぜなら、今、会社を守るための「決断」をされた経営者のみなさんが、トラブルなく社員に“円満卒業”してもらい、事業を立て直すためのお手伝いをさせていただくことが私の最大の役目だからです。
内 容
1.会社の経営が厳しい!賃金カットか人件費削減かどちらを選ぶ?
・総人件費を削減する8つのステップ
・賃金カットと人件費削減のメリットとデメリット
2.社員に辞めてもらうにはルールがある!
・「解雇」のルールを知ろう(就業規則の規定・解雇予告手当・解雇制限・除外認定)
・「解雇」の種類と実施する際の注意点
・「整理解雇」の4要件と解雇権の濫用にならないためのプロセスを知ろう
・「解雇」と「退職勧奨」ってどこが違うの?
・「退職勧奨」で社員に辞めてもらうための正しい進め方
3.社員に納得して辞めてもらうための準備ができていますか?
・辞めてもらう社員への退職金の上積み、再就職支援の方法を知ろう
・退職後の健康保険・雇用保険の給付についての最低限知っておくべき知識
・退職する社員の有給休暇の買い上げは違法?
4.社員の雇用を守る賃金カットとは?
・「賃金カット」はどのくらいまでできるのか?
・「賃金カット」の進め方と具体的な方法
・正社員のアルバイトやパートへの変更は許されるのか?
5.もしも社員が監督署へ駆け込んだら…
・監督署の動きと会社側のベストな対応 ※セミナーの時間、参加者等の状況にあわせて変更可
業務外の講師への取次は対応しておりません。