提供する価値・伝えたい事
実際に種々の問題、事件に携わっておられるため、具体的事例を数多く挙げられます。
事件の背景にある、子どもの心理、生い立ち、家庭環境または、犯罪などにはしる理由、原因などを分析され、母親・父親、大人達の子どもに対する接し方や改善例などを、わかりやすくお話しいただけます。
内 容
■お母さんというのは、本物のお母さんでなくてもいいんです。
いつでも、自分の後ろ盾になって、自分を守ってくれるという存在、なんでも話せて打ち明けられ、何をやっても自分を見放すことのない存在であるべきなんです。
■理想的な親子関係というのは、一言で言えば受容なんです。
受け入れることなんですが、受容というのは案外難しい言葉なんです。親子関係が大切なんです。子どもは叱らなきゃだめなんですよ。子どもにとって一番理想的な親の対応は、いいことをしたら褒めてくれる、悪いことをしたら叱ってくれるという親子関係なんです。つまりどんなことがあっても自分を厳しく叱ってくれたり叱咤激励はあるにしても、でも自分のことを愛さなくなることはないだろうという安心感を子どもに持ってもらうこと、これが受容なんです。
■親に愛がなければ子どもが夢を持つはずがないですよ。
子どもはいつも親を真似ていくわけですから「お父さんのようにだけはなっちゃダメよ」ってなると、子どもの夢をもろにつぶすわけです。「お父さんのようになりなさいね」「私のようになりなさいね」と言えるぐらい親が、大人が、輝いた人生を送っていると、子どもはひとりでについてくるんですよ。子どもは親を見習って、楽しい人生を目指していきますし、結局問題は、われわれにあるということですね。
■彼らは事件を起こす直前までは被害者なんですよ。
岡山の事件も佐賀のバスジャック事件だってそうですよ。学校ではずうっといじめられ、家の中では親の過度の期待によるプレッシャーに負けた被害者ですね。どうして彼らがそこまで追いつめられるような愛し方を親がしたのかですね。実は親自身が自分自身の存在価値を見失っているからじゃないかと思っているんです。家庭の主婦が自分自身愛されている実感がなくなっているのは、旦那が悪いんです。愛されていないから目の前の子どもに過剰の愛情を注ぎ、愛情の埋め合わせをする。そのため旦那がすねて、子どもを虐待したり奥さんに対してDVをやったりする。このように溺愛と虐待は裏腹の関係にあるんです。
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