提供する価値・伝えたい事
女は劇的に変わりました。
女は、いまや社会進出が当たり前ですよね。その女の社会進出をバックアップしてくれるのが『雇用機会均等法』の改正です。つまり、女の能力を疎外するような会社ではだめよということですね。そして、同じ労働には、男100円に対して女にも100円ちゃんと払っていけ、セクハラなんかやっちゃいかんぞということがあるわけなんです。
法律が応援してくれたということはものすごく大きなことです。私たちがこういうふうに生きたいと思ったら、それをバックアップしてくれる社会が出てきたということです。
このように、女は家庭から社会へと進出しています。それでは、かつて企業戦士と言われた男は家庭に進出してきたのだろうか。答えは残念ながら否ですね。
内 容
まず、日本の男の「育児参加」から見ていきましょうか。日本の男の人たちの平均育児時間は1日なんと3分です。3分でおしめを取り換えられる人は世界中で一人もいません。ということは、男の人達は1日1回、自分の子どものおしめも取り換えていないということです。「僕は家庭サービスをしていますよ」とか言うけど、子どもと遊ぶとかいいとこばかり取って「育児だ」って言っちゃう傾向があります。
家事労働もしかりです。1970年の調査で男の人の家事労働時間は1日26分でした。その25年後の1995年も同じく26分です。1分も変わっていません。これはどういうことなのかといったら、男性のライフスタイルはこの25年間1分も変わらなかったということです。こんな現状なので、もちろん妻との会話も相変わらず短いですね。日本の男の人達、妻との会話は1日平均5分です。
子どもとの会話はどうでしょう。中学生を対象に「あなたはお父さんとお話をしますか」と聞きますと、話をすると答えたのは男子生徒が8%、女子生徒で3%、平均は6%でした。
このように、日本の平均的な男の人達は、家庭で妻とも子どもとも話しをせず、育児も家事もしない。日本のお父さんは、家庭においてまるで透明人間のような存在になっているのです。
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