提供する価値・伝えたい事
これは「男」の暴力に関する基礎知識。
何が暴力なのか。何故このようなことが起きるのか。どのように立ち向かうのか。
内 容
ドメスティックバイオレンス、夫・恋人からの暴力、それに対して泣き寝入りしてはいけません。殴るという行為は、他人にだったら犯罪だけれども、妻にならいいのか? 関係ないですよね。
あなたの体は、どんな状況でも、絶対あなたの意思に反してさわられたりしてはいけません。それは殴られたりもしてはいけないということです。相手が殴ったら、その時点で犯罪です。「犯罪的」じゃないんです。それは、「犯罪」なんです。
つまり、そういう形に時代が、社会がものすごく大きく変わってきたということなんです。
いままで、女というのはいつも、努力を強いられてきました。たとえば、「夫から殴られたの」と言っても、「あなたの口のきき方が悪かったんじゃないの。妻なんだから、夫をこういうふうにうまく操縦しなきゃ」って言われて、「あなたがいけないんだよ」と言われるわけです。そういうことで、夫婦関係を変えていくのはいつも女だったんです。男は努力する必要はなかったんです。
また、「私、痴漢にあったの」と言うと、「女が夜一人で歩いてるからいけない、そんなペラペラしたスカートはいてるから」と言われて、痴漢にあった女の方がいつも非難を受けるわけです。身を守らなきゃいけないのは女、気をつけなきゃいけないのも女だったわけです。
かつては警察のポスターも、『気をつけよう、甘い言葉に暗い道』でした。気をつけなきゃいけないのはいつも女だったのです。
ところが今では、『痴漢は犯罪です』に変わりました。これは男に言っているんです。
いままでは女に言っていたんです。努力しなさい、がんばりなさいって。でも今は男に、「あんた、そういう事をしてはいけないのよ」って言ってるわけです。
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