提供する価値・伝えたい事
自分自身が差別に対する恐怖心を乗り越え、そして家族や友人もそれを乗り越えた時、はじめて本当の意味での人間復帰、人権回復が実現するのです。
内 容
ハンセン病差別は国がつくったものです。しかし半面で、患者とその家族、そして施設職員が最も差別をつくっていたとも言えます。それは、愛する家族を守るため、彼らがその偏見や差別を打ち破る勇気がなかったからです。『差別されても、自分だけが我慢すれば・・・』という考え方は間違っていました。つまり、自分だけがということは、他の人も、またハンセン病以外のあらゆる差別を受けている人々にも、我慢をさせることになってしまうからです。差別・偏見問題というのは、自分とは関わりたくないか、関わっても表面的にしか理解していないような場合が圧倒的です。
「チバリヨ・ミヨジ!(負けんじゃねえぞ、美代治!)」。この言葉を胸にハンセン病差別と闘ってきた私の活動を振り返り、人間の尊厳についてお話しいたします。
業務外の講師への取次は対応しておりません。