思春期・青年期の問題
~不登校、いじめ、引きこもり、ニートからの脱出~

高玉泰子
たかたまやすこ

人権・平和

高玉泰子
たかたまやすこ

有限会社ヒューマンライフ心理センター心理相談室 代表 日本カウンセリング学会 認定カウンセラー 日本健康心理学会認定 健康心理士
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提供する価値・伝えたい事

停滞し先へ進めない若者達の問題 —不登校、いじめ、引きこもり、ニートなど、なぜこのような問題が起きているのか、その理解と子ども達や若者への支援です。

内 容

戦後、高度経済成長に向けて経済中心の価値観が大きくなり、家の働き手であった子ども達は長い学校教育による知識や学歴の獲得が重要となりました。しかしそれは、子どもが《働いて、生きる》という労働や生活実感からどんどん切り離される方向でした。頭だけで知ったことで職業選択をし、社会に出れば人間関係もコミュニーケーションもすべて出来ねばならず、自己責任に課せられています。
 昭和40年代頃から社会に居場所を見いだせない若者が大学を留年し、社会的責任を持つことへの猶予(モラトリアム)を求めはじめました。
 以降、フリーター、パラサイト・シングル、不登校、引きこもり、ニートなど、若者の停滞はどんどん厳しくなっています。こうした社会構造の変化を考える時、単に甘えや怠け者として見るのでなく、心理社会的支援がとても重要なのです。

(1)家庭や地域における、子どもの時からの「労働」による意識の形成。

(2)若者の職業選択時に、「自分のしたいことー自己実現」よりも、
     「出来ることから実力を持つ」ことの重要性へ年長者のアドバイス。

(3)相談体制の充実—若者の自己形成には良き仲間や大人との出会いが人間力をつくる。
     危機をチャンスにするー問題を通じて自分と向き合い、自分の主体性を育む。

(4)子どもの養育における親の価値観の問題—心の発達を大切にする。

外からは分からない自己否定に悩む子どもたち。不安・緊張からの脱出するには、「出来る・出来ない」でも「勝ち・負け」でもなく、自分や周囲への信頼感の獲得であり、協力を得ながら出来るようになるコミュニケーション能力を持てることが大切。

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