提供する価値・伝えたい事
笑顔は医療現場において多大な効果をもたらします。
さて、ここで謎掛け!
医療現場での笑顔と掛けまして、甲子園での勝利校と解く。その心は?
内 容
落語家は舞台前には楽屋で世間話から始まり、最近のお客さんの傾向、今日のお客さんはどうか等、舞台に出る前に情報収集を行っている。80歳を過ぎた人間国宝の師匠でも、冗談を交わしながら出番を終えた20歳前後の新弟子に客席の雰囲気を尋ねます。
医療現場でも、ナースステーションで引継ぎや情報交換などを行う際、もちろん細心の注意は図るが、やはりそこには医療従事者同士の笑顔が介在しないと、現場(舞台・診察室・病室)へ緊張感を持ち込む事になり、患者さんにリラックスした優しい医療行為は提供出来ません。
舞台に出るとまず「ツカミ」ネタから入ります。自己紹介がてら分かりやすいネタを披露しながら、お客様との距離を縮めて、気持ちの部分で信頼関係を構築していきます。これがないと「こいつ誰やネン?」となってしまい、その後の持ち時間がギクシャクした雰囲気になってしまいます。
医療現場でも同じで、患者からしてみれば「このお医者さん誰やネン?」「この看護師さん大丈夫か?」というような信頼関係の無い心持ちでは、医療行為は素直に受けにくいと思います。そうならないためにも、心の距離を縮める笑顔が医療現場でも必要!
情報収集はしたが、実際話し始めて情報どおりではない場合、その都度内容を変更しなければなりません。落語家はネタを決めずに舞台に上がります。このネタと決めていれば、その雰囲気でないお客さんの場合せっかくの時間が台無しになるからです。いわゆる事故です。
医療現場でも、もちろんマニュアルどおりでほぼ間違いは無いが、それに慣れてくると何かと落ち度が生じやすいです。そうならないために、笑顔のアンテナを張り巡らし、患者さんに素直な気持ちになってもらい、イレギュラーな部分の発見に努めることが大事です。そして、イレギュラーを発見すれば必ず報告が必要。落語家も舞台から下りてくれば、後の出番の人に必ず雰囲気・傾向を伝えます。そうする事によってより適切なネタ選びが出来、お客様に満足のいく笑いが提供出来ます。落語界全体の信頼に繋がる。医療現場も同じで、一人一人の尽力で医療現場全体の信頼が生じます。
*医療現場での笑顔と掛けまして、甲子園での勝利校と解く。その心は?
「校歌が付き物です(効果が付き物)」
お後がよろしい様で!
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