提供する価値・伝えたい事
北朝鮮に対する認識は、決定的な情報不足のため、偏見・誤解・タブーで歪んでいる。
拉致、核、ミサイルに偏り、日本は外交、軍事、経済面で多くの余計な負担を強いられ、得るべきものを得ていない。また、韓国との間では韓流で理解が深まっている反面、歴史認識でギクシャクし、嫌韓流など不幸な現象も起きている。
北朝鮮・韓国への30年以上にわたる実践的研究を通して内情を知り尽くした眼力で、問題点を深く掘り下げ、激動の最中にある謎の国を丸裸にする。
歴史的、立体的に在るがままの北朝鮮・韓国を知ることで、知的好奇心を満足させ、ビジネスチャンスなど新たな地平を広げることができよう。
また、曲がり角にある日本の社会・文化も、同じルーツを有する朝鮮半島を鏡にすると、見えていなかったものが見えてくる。
内 容
■「北朝鮮経済の現状と展望」
実際の北朝鮮は、韓中から市場経済を学び、日米とも仲良くし、「普通の国」に変わろうともがいている。
エネルギー、食糧難が深刻だが、反面で政治治安状態はよく、2002年から闇市場を公認して市場経済への道を恐る恐る歩き始め、1999年以降、年平均1%台の微成長を続けている。
潜在的可能性を秘めた投資対象国として近年注目され、世界最大埋蔵量のウラン、マグネサイトをはじめとする豊富なレアメタル、国策で育成したIT人材など低廉優秀な労働力を狙って韓国、中国資本がしのぎを削り、欧米企業も進出しつつある。
地理的に北東アジアの中心に位置する北朝鮮の市場は日本にとっても新たな飛躍を約束する魅力的なものとなりつつある。すでに、韓国と共同開発した開城工業特区には日系企業二社が進出している。
■「南北首脳会談と南北経済協力」
北朝鮮北部は中国東北部と一体の経済圏に組み込まれつつある。
それに対抗し、韓国は南北首脳会談で120億ドル規模の経済協力案を示し、開城工業団地に加えて海州などを新特区として開発するなど、京義線の沿った西海岸との経済的な結びつきを強めようとしている。
■「北朝鮮の政治文化の特徴と今後の展望」
北朝鮮は金正日国防委員会委員長を頂点とするカリスマ的な政治体制であり、近年は軍を全面に出した先軍政治を標榜している。
金正日総書記が65歳になって後継者問題が浮上し、三代目は正男か正哲か、それとも軍を中心にした集団指導体制か、と見方が分かれる。
■「北朝鮮の核・ミサイル 米朝対話と6か国協議の現状と展望」
対決から対話へと急展開した米朝関係の裏で何が起きているのかを、豊富な内外情報を基に分析し、問題点を抉り出す。北朝鮮は本当に核を放棄するのか、そのための条件は何か、
そして、北朝鮮の核の最大の標的である日本は何をすべきかについて展望する。
■「日本人拉致問題と日朝国交正常化」
拉致問題が安倍政権下で全く進展をみなかったのは何故なのか。
北朝鮮との対話を通して拉致問題は本当に解決できるのか、そのためには何が求められるのかなど、真の解決の道を探る。
■「韓国の社会と文化を韓流・嫌韓流を通して眺める」
韓国はダイナミックでドラマチックな一つの小宇宙であり、韓流・嫌韓流となって日本社会にも流れこんでいる。その魅力と問題点を日本の社会や文化と比較しながら探る。
業務外の講師への取次は対応しておりません。