環境にやさしい協働のまちづくり
~地球環境主義時代のエコ・エコノミー社会~

村田佳壽子
むらたかずこ

村田佳壽子
むらたかずこ

環境ジャーナリスト フリーアナウンサー 明治大学 環境法センター客員研究員
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提供する価値・伝えたい事

エネルギーと資源の枯渇により、わたしたちは食糧危機とエネルギー危機の時代を迎えています。2010年頃から世界的規模での食糧危機が起こり、食と水の取り合いで戦争が起こるかもしれません。地球環境問題は私たち人間が作り出した問題であり、だからこそ私たちが解決出来るという希望を持たねばなりません。
講演では、地球環境問題が深刻な事態にあるという正しい認識と知識を持ち、皆で協力し合い、励まし合う協働社会の作り方についてお話しいたします。さあ、私たちはどんな社会を創りましょうか?

内 容

1.地球環境問題とは何なのか
 ・人間の在り方の問題
 ・日常生活に起因
 ・すべての人に関係(加害者=被害者=解決者)
 ・全地球的規模

2.環境破壊の現実と将来予測 ~環境問題の重要性~
 ・世界の食糧総生産高は減少の一途
 ・温暖化に因る気候変動により自然災害が多発、巨大化→経済的損失
 ・人口増加の80%は途上国
 ・温暖化の影響で食糧生産量は減少
 ・最近は、食用作物をバイオエタノールへ転用→食料不足加速
 ・健康被害、自然災害が増加=経済的損失

3.企業経営にとっての環境問題の重要性と対応 ~物づくりから価値づくりへ~
 ・“必要は発明の母”“困りごとは発明の父”
 ・地球環境問題は経済問題と認識し、有限な資源をいかに有効活用するかを考える。
 ・「人類全体の存亡に関わる重大問題であり、最優先課題」が
  日本以外の先進国の共通認識であることを認識し、これに基づいて経済活動する。
 ・環境経済政策
 ・バイオリージョナリズム(地域生態系主義)による地域活性化=CSR
 ・躾と教育の充実;「愛すること」を基本に据えた心の教育。
 「お金を使うより頭を使う」
 ・適正生産・適正消費・完全循環型経営=経済、社会の構築
  (例)8Rの実践
Refuse, Reduse, Reuse, Recycle, Repere, Rebuy, Rethink, Reborn
 ・クリーンエネルギーの活用・・・エネルギー自立型企業、自立型地域へ=自立型国家

4.市民・消費者としての環境問題への対応と暮らし方
 ・良き模範はヨーロッパ、特に“スカンジナビア”にあり
 ・持続可能な社会のために必要なのは・・・・・
 ・毎日の暮らしの中で出来ること
  一人一人は微力でも、集まれば大きな力に。  

5.新社会資本の整備 ~hard & heart の両面を充実させたまちづくり~
 ・地球環境の現状と今後の予測事態を考慮し、全く新しい社会のビジョンを描き、
  法制化を促進、「エコ・エコノミーの社会システム」を構築する。
 ・従来型から環境型の技術へ重点をシフトする。
  日本の環境研究・技術は世界一!

6.すべての基本は教育 「考える」から『 感 じ る 環 境 問 題 』へ
 ・まちづくりは人づくり~幼稚園から環境教育。小学校「子どもエコクラブ」(環境省)
 ・家庭の躾と学校教育の連携~親子一緒に環境教育<エコ・エデュテイメント>
 ・教育により民度を向上させ、政治を健全化させることが不可欠。
 ・新社会資本を整備し、自立型自治体に生まれ変わることが必要。オンブズマン制度

7.人類共通の課題を軸とする国際協力、環境技術交流により、競争から協働の時代へ
 ・国益から地球益へ ~この星で生き続けていくために~

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