こころと こころの ハーモニー

河野康弘
こうのやすひろ

音楽

河野康弘
こうのやすひろ

ジャズピアニスト・地球ハーモニー代表
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想定する対象者

中学生、高校生と保護者に一緒に聴いていただきたいです。

提供する価値・伝えたい事

わたしたちは今、膨大な情報を浴びせられ、世界のことも、社会のことも、さまざまな仕事のことも、わかったような気になりがちです。でも、実際は、現場に行かなければ本当のことはわかりません。
また、職種にしても、見えているものはほんの少しで、世の中は驚くほどさまざまな知られざる職業があって成り立っています。

わたしは、中学時代から音楽を生業としたいと思っていました。一般的な方法として、音楽大学にも入学しました。けれど、音楽大学を卒業しても、演奏家になれるひとは、ほんの一握りだということもわかりました。わたしは、中退して、現場に入る道を選びましたが、そこからも紆余曲折がありました。

「この学校に行けば、この資格を取れば、この仕事に就ける。だから、この学校、この資格がなければ、夢は叶わない」
そういう短絡的な認識に陥りがちな子どもたちに、おとなは広い視野を与えてあげてほしいです。

自分と社会の関わり、一粒の種としての自分が社会にどう働きかけていきたいか、どんな世界を作っていこうか、そういうことを考えさせてあげてください。
そこがぶれなければ、職種や状況に絶望することもありません。

そして、おとな自身が、社会に働きかける意識を持った行動を子どもたち見せていくことが、子どもたちの意識に影響していきます。
どこの国の製品を買うか、どんな食料を選ぶか、そういうことも全て、世界と関係していることです。

そういうことを、自分の経験と、歌や演奏を交えてお伝えしたいです。

内 容

僕はトランペッターになりたくて中学、高校と一生懸命練習しました。高校三年生から音大を受験するのにピアノを始めました。でも受験に失敗。浪人中にトランペットの音を出す事に悩んで19歳で挫折。ピアノだったら高い音から低い音まで猫でも音が出る。音楽家になりたかったので20歳のときピアニストになる決心をしました。20歳からではピアニストになるのは無理、と周囲は言いましたが、認めてくれた両親に感謝です。21歳で上京してタレントのバックバンドで仕事を始めました。テレビ出演も多く母は喜んでくれたのですが、自分にとっては有名になる事やお金をもうける事が大事だとは思わなかったので、自分の音楽の道を進む事にしました。
演奏活動をするうち、外国でピアノを弾きたい、と思いました。なかなか叶いませんでしたが、やっと40歳の時ベルギーで演奏する事ができました。その後、南ア共和国、内モンゴル、パレスチナなど、多くの国で演奏しました。夢は諦めないで願い続ける事が大事ですね。

■星に願いを
誰でも知っている曲をジャズにアレンジ。色とりどりのチューリップ。音楽も色々、子どもも色々、国も色々。みんな違ってみんな良い。
■童謡 チューリップ
同じ曲でも工夫すると、違った楽しい音楽になります。音楽は音を楽しむ、と書きます。楽しみ方は人それどれ違いますが楽しむ事が大事ですね。
次は誰でも楽しく弾くことができる曲。台風のイメージをピアノで表現。フリージャズです。簡単に言うとむちゃくちゃ。でも一つだけ守っていることがあります。それはピアノを壊さないこと。
■台風
台風は悪いことばかり、と思っていましたが、川や海をかき混ぜて綺麗にしてくれるそうです。大変な事もありますが自然と共生していくことが大事だと思います。自然環境を守るのは、自分達が生きていくためですね。自然が元気になると私たちも元気になります。もっと元気でいるには笑うのが大事。いやな事があっても、ぜひ笑いましょう。
■「ワッハッハ」(お客様とピアノ連弾。みんながピアニスト。)
誰でも弾けるピアノ。ピアノは100年以上使えます。大事に使ってあげれば捨てるピアノはありません。不要になったピアノを引き取り整備して必要な国内外の施設に寄贈して演奏に行きます。音楽はすべてを超えて人類が仲良くなれる神様からの贈り物です。

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