想定する対象者
経営者・人事担当者・管理職向けに、従業員が求める職場像を、実際のパワハラ相談事例を元にお話いたします。
提供する価値・伝えたい事
パワハラという言葉が浸透し、私の方にもパワハラに関する相談が多く寄せられますが、その中には明らかにパワハラと思われるものもあれば、相談者の独りよがりと思われるものもあります。
また、経営者・管理者の方もどうすれば、働きやすい職場環境になるのか、人間関係が良くなるのか、悩んでいらっしゃいますし、実際、経営者の方からパワハラ防止についての相談を受けますが、その中味内容はつまるところ、いかにして職場内で良い人間関係を構築していくか?と話であることも少なくありません。
この講座では、パワハラの個人相談と、ある経営者の変化の事例を元に、良好な人間関係や職場作りに不可欠な条件と、心構えについて、お話します。
内 容
■実際のパワハラ相談事例
⇒経営者が優秀な人材を排除しようとして起こったパワハラ事例
⇒管理者のマネジメント能力の欠如から起こったパワハラ事例
⇒相談者が「パワハラ」と思い違いしている事例。
⇒『パワハラが起きている職場では、被害者は自分の考えを言うことさえ許されていないという特徴がある』
■パワハラ相談事例から垣間見える、従業員の職場や仕事に対する本音。
⇒職務に誇りを持っている従業員の本音
⇒職務に誇りを持っていない従業員の本音
⇒『社員は、自分で考え、忌憚無くモノが言えて、実践できる職場環境の中で、多くの失敗を繰り返しながらでも、自己を高め、能力を高め、仕事に誇りを持っていく。』
■「社員は会社の歯車でしかない」と思っていた、ある経営者の気づきと変化
⇒「お前らは、歯車だ!」恫喝や一方的な押し付けは、当たり前。私はパワハラ経営者だった。
⇒「楽しいところに人は集まるし、やる気が出て来るんだよ」という先輩経営者の一言で気づく! 自分の考えを言い、実践し、失敗し、反省し、高めていく場が誰にでも必要だ!と。
⇒「いっさい、トップダウンはしない」という決心をする。あらゆる場面で従業員に自分の考えを言わさせるようにした。
⇒従業員の不平不満の質が向上した・・・業務・仕事に対する具体的で有益な不平が出てくるようになった=従業員が自分で考え、無意識に自分を高めようとしている=従業員間の人間関係が良くなり、経営者と従業員の関係が改善していった。
⇒「『経営者は、社員と対等である。』という意識を持つこと。そしてそういう意識をもてるのは、経営者だけができる特権である」・・・
■良好な人間関係、職場作りの為の条件とは?
⇒自分で常に考えることが当たり前であること。
⇒考えを忌憚無く言えること。
⇒考えを実践できること。
⇒失敗に対して、相談ができ、アドバイスが貰える事
■良好な人間関係、職場作りの為の心構えとは
⇒経営者、上司は社員や部下と「対等の立場である」と意識し、実践すること。
⇒従業員は仕事の向上や能力向上のために、常に考え、実践していくこと。
⇒上位の者は、下位の者の考えや意見を否定せずに、最後まで聞くこと。
業務外の講師への取次は対応しておりません。