想定する対象者
観光行政に関わる自治体職員の方だけでなく、町おこしに取り組んでいる、もしくは取り組もうとしている商工団体、青年団、グループ、地域住民の皆様を対象とします。
提供する価値・伝えたい事
町おこしには、様々な切り口や手法が存在しますが、私はここに「歴史エンターテイメント」が持つ可能性、その意義、期待される成果などについてお話しします。
内 容
古来、町おこしに大きな影響を及ぼしてきたのが、「コンテンツツーリズム」です。日本でも歌枕や滑稽本の普及によって名所、名場面を巡る旅は江戸時代以降一般庶民に定着していきましたが、現代で地域を大きく活性化させている原動力の一つが、アニメ、コミック、ライトノベル、ゲームといった若者文化が生んだ〝聖地巡礼〟でしょう。特に出版不況の中にあって唯一市場規模を急拡大させ、勢いを維持し続けているライトノベルと、それを原作とするアニメ作品やゲーム作品の影響力は無視できません。一過性のイベントだけで満足しているのは論外ですが、土地の歴史や人物を単にPRするのではなく、エンターテインメントコンテンツへと〝加工〟したうえで若者にアピールすることが、コンテンツツーリズムの成否を決定付けます。様々な実例を挙げつつ、歴史エンターテインメントの可能性について提言します。
根拠・関連する活動歴
2014年に「村上水軍でまちおこし」(しまなみ地域活性化推進協議会連合体主催)、2015年には「瀬戸内海賊物語ラジオシンポジウムinみやくぼ」(瀬戸内しま博覧会実行委員会主催)で上記テーマについて講演、提言しているほか、愛媛県・南海放送ラジオの「AMサイズ。的」「モーニングディライト」などにゲスト出演してこのテーマでお話ししています。
業務外の講師への取次は対応しておりません。