職場のメンタルヘルス
~「脳」と「環境」の関係の悪循環に陥らないために~

西山晃好
にしやまあきよし

メンタルヘルス

西山晃好
にしやまあきよし

野口クリニック 院長 精神科医
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想定する対象者

職場のメンタルヘルス改善に取り組む方々
職場メンタルヘルスの諸問題の理解とそれに応じた対処の仕方を知りたい方々

提供する価値・伝えたい事

職場のメンタルヘルスについて、精神機能が低下している状態や、その要因、対処法などをわかりやすく具体的に解説します。
さらに、自宅療養とする判断や職場復帰の判断など、ご要望に応じた内容構成にてお話しします。

内 容

■職場でのストレス対応能力が低下している状態、受診に至る状況
1.出勤しようとしても、体が動かない。仕事を休みたい。
2.突然、わけもなく涙が出てきて辛い
3.頭痛・動悸・パニックなどの身体関連症状で仕事に影響が出ている。
4.残業時間が過多で産業医からの指示を受け、職場メンタルヘルスを受診
5.通常の職務がこなせていない、ミスを連発
6.職場には何とか行っているが、辛くて限界!
7.職場でのトラウマになるようなインパクトの大きい出来事で影響されている。

■職場で受けるストレスに対する対応力を強化するために
※職場メンタルヘルスにおけるストレス状況下の「脳」と望ましくない「環境」との悪循環にどう対応するべきか、分かりやすくお話しします。
1、職場のサポートが得られるように環境調整
・職務軽減、残業規制、スキルアップ、リワーク、移動、転職など
・職場のサポートが不十分な場合に起こり得る状況
  孤立無援、対人トラブル、睡眠不足、慢性的ストレスなど。
・個々人の特性に見合う環境調整の取り組み
・職場環境・業務内容による慢性的なストレス状況の要因を取り去る体制づくり
・当人のQOL(生活の質)向上を目指す

■うつ状態や適応障害などで自宅療養とする判断について
1.うつ病、うつ状態で自宅療養
・食欲低下、強度の不眠、足趾、罪悪感、表情の硬さ、集中力低下など、脳機能低下に伴ううつ状態が出現している
・慢性的な疲弊の結果、睡眠リズム・血圧調整・体温調整などの生体調整機能が乱れている
・職場でパニック様の不安発作反応が起きてしまう
2.適応障害で自宅療養
・脳機能低下は目立たないが、職場環境で受けるストレスにより不安緊張などストレス反応が強く生じ、職場で機能できなくなっている。
・職場の状況に対して、情緒不安定になり本来の機能が果たせない

■職場復帰の判断
・睡眠、食事、入浴などの生活リズムが安定していること
・朝会社に行く時間に起きて、身支度でき、朝食後すぐに動けること
・一日活動しても翌日に疲れを残さないこと
・予定された行動は確実にこなせること
・文書の読み書きなど、脳機構が戻っていること など。

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