2022年のWHOによる世界保健統計と日本人の平均寿命は84.3歳で世界1位となっていますが、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」は2019年の統計で男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
人生100年時代。人生を健康に全うするためにも、この「健康寿命」を延ばす必要があり、そのために健康な食生活は欠かせません。
健康な食生活では、栄養素の高いものをただ食べればよいというわけではなく、地元で採れた旬の食材を使って、バランスよく食べることが重要です。しかし、季節に関係なく常に食材がスーパーに並ぶ現代において、正しい食材や食生活の知識を身につけることは難しいものです。そこで、昨今、学校や地域では正しい「食」に関する知識を授ける「食育」活動が積極的に行われています。
特に、地域に新鮮な素材を供給されているJA様においても、この食育活動を推進していっていると思いますが、組合員の皆様だけでなく、地域全体の皆様に食の大切と地産地消の重要性を認識していただくためにも、本記事では、健康な食生活をテーマにした講演プランをご紹介します。
■目次
浅野まみこ あさのまみこ
管理栄養士
食生活コンサルタント
株式会社エビータ 代表取締役
大人の食育
~食の積み重ねでカラダが変わる~
食事の時間は、365日1095食のタイミングがあります。このタイミングをほんの少し意識するかしないかで、カラダも人生も大きく変化していきます。管理栄養士の浅野まみこさんが、現在の日本人の食生活の傾向や問題点を挙げながら、「マスコミで多くとりあげられる健康情報に左右されない」正しい知識や考え方、「超かんたん」な食べ方の技など、今日からできる健康生活のコツをお伝えします。
- 健康教育・青少年育成安全管理・労働災害
主催者様からの声
当日は多くの方に参加いただき、有意義なものとすることができたと感じています。
大原千鶴 おおはらちづる
料理研究家
「京都の暮らしとシンプルごはん」
~パパっと作ってきちんと食べる~
家庭的かつ美しい盛り付け方に定評のある料理研究家の大原千鶴さんが、家にあるものでささっと作れて、ほんのりと京都を感じられる「京のうちごはん」の作り方を伝授します。「京のうちごはん」の主食は野菜。野菜の葉一枚もムダにせずに使います。野菜をおいしく食べるために少しのお肉やお魚の力を借り、おだしを効かせることで、しみじみとした京の味わいが愉しめます。京都の四季や祭事にちなんだお料理のお話も交えてお話します。
- 文化・教養
主催者様からの声
独特な京都弁の語り口で、楽しく素敵なお話をいただきました。参加者からのアンケート結果も良いものが多く、またご本人のお人柄も良くて事務局側としても満足しております。
金丸弘美 かなまるひろみ
食環境ジャーナリスト
食総合プロデユーサー
総務省地域力創造アドバイザー
食育を通じて、地域力を高める取り組み
全国1000ヶ所を訪ねた各地の具体的事例を基に、食の安全、食からの観光、食の自給率の向上、農業の活性化、食育など、食による地域づくりの新しい形を提唱する金丸弘美さん。そんな金村さんが、「食育が地域力を想像する」をテーマに、食育を使った地域おこしのヒントを、豊富な事例をもとに解説します。本講演では、自分たちの地域にはどんな食材があり、その食材の味や史的背景や栽培法や加工法を学び、地域での活用方法を考えていきます。
- 地域活性教育・青少年育成農業・農政男女共同参画
主催者様からの声
地域の活性化に向け、地元の魅力を再発見する機会になったと思います。
小泉武夫 こいずみたけお
東京農業大学 名誉教授
農学博士
いのちはぐくむ農と食
今、日本の農業は大きな転換期に来ています。食料自給率を大幅に上げ、TTPにも対応しながら、農家の所得を倍増するにはどうしたらよいのでしょうか。またその一方で、日本人の食生活は和食から離れてアングロサクソンの食へと変動した結果、さまざまの問題が起こっています。農学博士の小泉武夫さんが、農業と食生活の観点から、世界が注目する「和食」の底力を語り、そこから日本の農業を守るためのヒントを探っていきます。
- 教育・青少年育成文化・教養
主催者様からの声
内容が豊富でしかも専門的なことを受講者にわかりやすく伝えていただきました。
中沢るみ なかざわるみ
管理栄養士
野菜ソムリエ協会 講師
食でカラダ革命
~体内年齢を10歳若返らせる食べ方のコツ~
「医食同源」という言葉があるように、健康と食べ物は密接に関係しています。しかし、健康な体つくりのためには、栄養価の高い食べ物を食べるだけではなく、食べ物の組み合わせも重要です。管理栄養士で野菜ソムリエ協会講師の中沢るみさんが、食べ合わせによって栄養そのままでカロリーダウンするテクニックや体内年齢を10歳若返らせる食べ方のコツを伝授します。
- 健康教育・青少年育成その他イベント意識改革
主催者様からの声
年齢や対象に合せた内容で、食と健康に関して勉強になる講演内容だったと参加者からも好評でした。
久田直子 ひさだなおこ
元 NHK「きょうの健康」キャスター
元NHK「きょうの健康」キャスターが伝授!
~病気の予防につながる食事と運動とは?~
日本人の主な死因であるガン、脳卒中、心筋梗塞…。「生活習慣病」といわれるこのような病気にならないためにも、どのような食事や運動、生活を心がければ良いのでしょうか? NHK「きょうの健康」アナウンサーを務めた久田直子さんが、15年で700人以上の医師、医療関係者への取材をもとに、病気予防のための生活習慣のポイントを解説します。時折、体操やアイスブレイクなども含まれた、健康について楽しく学べる講演会です。
- 健康福祉・介護男女共同参画
主催者様からの声
安全の土台となる健康について、体系的に学ぶことができました。基本的なことですが、改めて生活を振り返ることができました。
森野熊八 もりのくまはち
料理人
「もったいない」が食育の基本
~まず大人の食育から 食が子どもの命を守る~
「子どもの食育」の大切さが盛んに取り上げられています。しかし、子どもに食育を語る前に、大人は“食”について正しく理解出来ているでしょうか?日本の食料自給率は40%を切りました。それなのに、大量の食料を廃棄している現実をご存知ですか? メディアで人気の料理人講師が、子どもに正しい食育を語れる大人になるために、日本の食文化史や食料事情、家庭でフードロスを減らす方法、食のバランス感覚を持つ必要性についてお教えします。
- 健康
主催者様からの声
大変楽しく、大好評に終わりました。料理についての質問にも答えていただき、大変盛り上がりました。
和田奈美佳 わだなみか
フリーキャスター
城西国際大学メディア学部講師
健康管理士、漢方養生指導士
生涯元気で過ごすための秘訣
~健康寿命を延ばすための食事と運動~
高齢化が進み、今や「人生100年時代」と言われております。健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことですが、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差があります。健康でいきいきとした一生を送るために、健康管理士や漢方養生指導士などの資格をもつ講師が、健康寿命を延ばす生活習慣の見直し方をお教えします。
- 健康コミュニケーション意識改革その他実務スキル
主催者様からの声
アンケートを結果のほとんどが、「大変良かった」もしくは「良かった」という回答でした。「内容が身近な話で良かった」「話し方が丁寧でとても分かりやすかった」「聞き取りやすかった」「さっそく実行できることだった」「今までで一番良い内容だった」など、参加者の反響は大変良かったです。
合わせて読みたい
仕事をしていくにも、プライベートを楽しむにも、やはり『健康』が…
JAの重要な使命の一つに「地域の農業を発展させること」がありま…
『人材格差は組織格差』と言われている昨今において、JA組織内で…
他の記事をみる
業務外の講師への取次は対応しておりません。