ビジネス系講演会やセミナーの主催者・参加者は、イベントに合った服装選びが必要です。しかし、服装選びに迷う人も多いのではないでしょうか?
当記事では、主催者・参加者に向けて、ビジネス系講演会やセミナーに適した服装を紹介します。
男女・季節ごとのポイント、NGな服装も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
講演会やセミナーの服装選びが大切な理由
講演会やセミナーでは、なぜ服装選びが大切なのでしょうか?
理由は以下の通りです。
【理由1、周囲への配慮】
適した服装選びは、周囲への配慮だと言えます。いわばマナーです。
TPOをわきまえた服装をすることで、周囲に対する思いやりや、社会人としての自覚を示せます。
【理由2、イベントに良い状態で参加できる】
主催者・参加者が適した服装で出席すると、場の雰囲気が整います。
雰囲気が整ったイベントは気持ちよく参加できるため、良い状態で過ごせるでしょう。
つまり服装選びは、講演会やセミナーの印象を決め、イベントの成功を左右する1つの要素だと言えます。
主催者が服装を選ぶポイント
まずは、主催者が服装を選ぶポイントについて紹介します。
主催者はイベントの中心として活動するため、基本スタイルはスーツです。
講師や参加者に敬意を示すためにも、スーツは最適な服装だと言えます。ただし、社内研修やラフなセミナーでは、オフィスカジュアルもOKです。
しかし、少しでも迷う場合にはスーツを選びましょう。
その際は、黒、紺、ダークグレーといった色合いや、光沢のあるような薄手の生地、2つボタンのデザインなど、いわゆる就活生が着るようなリクルートスーツは避けた方が無難です。
参加者が服装を選ぶポイント
つづいて、参加者が服装を選ぶポイントについて紹介します。
参加者の服装は、男女ともに「スーツ」または「オフィスカジュアル」が基本です。
就活生向けの講演会や合同研修などのかしこまったイベントであれば、スーツを選ぶのが無難です。
一方、ラフな雰囲気や服装自由のイベントでは、スーツを選ぶと周囲から浮いてしまう可能性があります。ラフな雰囲気や服装自由なイベントでは、オフィスカジュアルで出席すると良いでしょう。
また「服装自由」とはいえ、完全な普段着での出席はご法度です。必ずオフィスカジュアルを基調とした服を選びます。
男性におすすめ!季節別に使えるアイテム
ビジネス系講演会やセミナーで、男性におすすめのアイテムを季節別に紹介します。
どういったアイテムを選ぶか迷う場合に、ぜひ参考にしてください。
春夏におすすめのアイテム
春夏の講演会やセミナーでは、クールビズを意識したアイテムや、上着を着用せずに済むアイテムがおすすめです。
以下に、具体的なアイテムを紹介します。
- 【シャツ+ニットベスト】
春や初夏には、シャツの上にニットベストを合わせるのも良いでしょう。
ニットベストは、ニット素材で作られた袖のない服であるため、春や初夏でも活用しやすいアイテムです。 - 【ボタンダウンシャツ】
ボタンダウンシャツは襟先をボタンで留めており、ノーネクタイで着用できます。第一ボタンを留めれば、ネクタイの着用も可能です。 - 【ポロシャツ】
ラフなイベントでは、ポロシャツもおすすめです。
合わせるボトムスは、ダーク系の色味はもとより、白やベージュを合わせるケースも見受けられます。
秋冬におすすめのアイテム
秋冬の講演会やセミナーでは、上着への意識や、寒さに対応できるアイテムが必要です。
以下に、具体的なアイテムを紹介します。
- 【テーラードジャケット+スラックス】
ジャケットの中でも「テーラードジャケット」であれば、ビジネス系の講演会やセミナーで活用できます。スラックスを合わせるとスッキリ感も出るでしょう。 - 【シャツネクタイ+カーディガン】
シャツにネクタイにカーディガンを合わせると、防寒対策になり、おしゃれさをプラスできます。また前合わせのボタンカーディガンを選べば、フォーマルな印象になります。
女性におすすめ!季節別に使えるアイテム
つづいて、ビジネス系講演会やセミナーで、女性におすすめのアイテムを季節別に紹介します。
アイテム選びで迷った際に、ぜひ参考にしてください。
春夏におすすめのアイテム
春夏の講演会やセミナーでは、上着を着用しない場面が増えます。
しかし、女性は冷えが気になる人も見受けられるため、冷房対策も意識すると良いでしょう。
以下に、具体的なアイテムを紹介します。
- 【ブラウス+カーディガン】
女性であれば、シャツではなく「ブラウス」の着用もアリです。ビジネスの場であるため、装飾が少ないシンプルなデザインを選びましょう。カーディガンをプラスすれば、冷房が効いた会場でも安心です。 - 【ワンピース+ジャケット】
ワンピースは、ビジネス系の講演会やセミナーでも活躍します。ビジネスの場であるため、カッチリとした素材や無地の選択が無難です。冷房対策として、薄手のジャケットを合わせると安心です。
秋冬におすすめのアイテム
秋冬の講演会やセミナーでは、上着の着用はもちろんのこと、寒さに対応できるアイテムが必要です。
以下に、具体的なアイテムを紹介します。
- 【パンツスーツ】
パンツスーツはスカートに比べて動きやすく、温かい点が特徴です。そのため、「会場を動き回る主催者」と「着席時に冷えが気になる参加者」の双方におすすめです。パンツスーツ用のパンツは、上着を脱いでもスマートに着こなせます。 - 【セーター+テーラードジャケット】
セーターとテーラードジャケットの組み合わせは、オフィスカジュアルで定番のスタイルです。ボトムスを合わせる際にも、スカート、パンツの双方に合います。
【全員共通】講演会やセミナーでNGな服装とは?
ここまでの話で、講演会やセミナーに合う服装を紹介しました。
一方で、講演会やセミナーでNGな服装も存在します。
性別、季節、イベントの雰囲気を問わず、NGな服装は以下の通りです。
ラフすぎる格好
ラフすぎる格好とは、Tシャツ、パーカー、ジーンズなどを指します。ビジネス系の講演会やセミナーで、ラフすぎる格好をすると周囲から浮いてしまうでしょう。イベントの種類によるものの、講演会やセミナーでは、スーツやオフィスカジュアル以外の服装は基本的にNGです。たとえ「服装自由」と規定されていても、ラフすぎる格好は避けるべきです。
露出が多い
露出が多い服装とは、以下などを指します。
- 胸元が見えるシャツ
- 膝上のスカート
- 男性のハーフパンツや短パン
露出が多い服装は、ビジネスシーンではNGです。TPOをわきまえない人だと思われますし、周囲を不快な気分にさせてしまいます。
夏場で暑い場合にも、露出を増やすのではなく、通気性の良い素材を選ぶといった対策をしましょう。
シワ、シミ、汚れのある服装
しっかりとした服装を用意したとしても、シワ、汚れ、色あせ、破れ・ほつれなどがあると、周囲の人に「だらしない人」という印象を与えがちです。講演・セミナーで着用する服は、事前に、汚れ、色あせ、破れ・ほつれがないかチェックし、シワがある場合はアイロンをかけるなどして、パリッとした服装を心がけましょう。
派手な柄や色
一瞬で目を引く強烈な柄や色の服は、ビジネス系の講演会やセミナーに適しません。柄物を選ぶ場合には、小さなワンポイントや、薄目のストライブ、花柄、水玉などを選ぶにとどめましょう。
色味のついた服を選ぶ際には、パステルカラーといった淡い印象であればOKです。
ビジネス系講演会やセミナーに参加する場合には、主催者・参加者ともに服装選びが大切です。当記事で紹介したポイントを踏まえ、適した服装を選びましょう。
あわせて読みたい
講演・セミナー開催後、講演いただいた講師の方や参加していただい…
オンラインであれリアルであれ、講演の必需品であるプロジェクター…
学生や社会人は、授業や仕事の一環として講演会・セミナーの感想文…
他の記事をみる
業務外の講師への取次は対応しておりません。