身近な人が”がん”になったとき
先日、映画『夫婦フーフー日記』(主演:佐々木蔵之介&永作博美)の原作者である、清水浩司さんのご講演を聴講しました。
清水さんは、当社コンサルタントが、購読している新聞記事をきっかけにご相談し、ご縁がつながった講師です。
”大切な人を亡くす”とは、どういうことなのか…?
身近な人に、自分に、同様のことが降りかかったときどうすればいいのか?
妻が入院したら?その時に子どもたちは?生活は?
記事をきっかけにそんなことを考え、一人でも多くの人に届けたいと講演のご相談をいたしました。
あなたはどう向き合いますか?
清水さんは、長年友人だった女性と結婚し、結婚後、奥様が妊娠。妊娠中に奥様にがんが見つかり、お子さんを出産、育児するも、その奥様はがんで先立ちました。
講演ではそんな奥様との出会いから、病気の発覚、闘病中のお話、出産と育児、そしてその後のお話をお聴きしました。
ご講演を拝聴し、自分の大切な人のことを思ったり、その人が病気になったときのことや、自分が病気になったときのことを考えたり、また、自分自身の人生について、あらためて向き合うことができました。
病気で苦しむ妻(夫)にあなたは何を、どんな言葉で伝えますか?
闘病中の奥様に何を伝えれば良いのかわからなかった、と言う清水さん。
この問いに対し、自分なりに考えてみましたが、私も何と伝えれば良いのかわかりません。きっとそれは明確な答えはなくて、だからこそ闘病を支える方も、苦悩するのだと思います。
闘病中の奥様も苦しい、けれども支えている清水さんも辛い思いや、苦しい思いがあって・・・”大切な人が病気になること”ということの、重みを感じました。
奥様や、支える清水さんの思いや考えを、少しでも聴くことができ、
「病気と向き合うこと」
「一人の人の人生と向き合うこと」
「人に寄り添うこと」
などの深さや重さ、辛さ、切なさ、素晴らしさといったものを感じることができた気がします。
今、医療福祉に携わる方は勿論ですが、これから看護の世界に本格的に飛び込んでいく看護学生の皆様、また、大切な人と生きるすべての人に聴いていただきたい講演です。
今回ご提案した講師
「身近な人が“がん”になったときの心の持ちよう」
「家族でいかにして“がん”にあたるか」
清水浩司 しみずこうじ
作家
フリーライター
2015年5月に公開された映画『夫婦フーフー日記』(主演:佐々木蔵之介&永作博美)の原作者。闘病する妻を看取った経験を元に、「身近な人が“がん”になったときの心の持ちよう」「家族でいかにして“がん”にあたるか」「最愛の人を亡くした後のグリーフケアについて」などについて語る。
【ここがオススメ!】 「がんフーフー日記」ライター。奥様をガンで亡くし、その過程、その後のリアルな声を届ける。講演では、亡くなった奥様のコメントも登場し感動必至と反響を呼んでいる。
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