少年犯罪・事件の背景には、孤独、さみしさ、愛して欲しいと思う気持ちやコミュニケーション不足、 暴力的な環境が大きく関係しています。子どもを育てる上で一番大切なことは、子どもの話しを聞く事であり、子どもの行動や表情に表れてくる微妙な変化を感じとることが大事です。
しかし、核家族化が進み、地域のつながりも薄れ、さらにはメールや携帯などで、相手の顔を見ないコミュニケーションも増え、今まで以上に家庭、学校、地域社会、関係機関・団体が連携し、地域全体で、子どもの安全を見守る体制を整備していくことが必要不可欠です。
本記事では、子どもたちの健全な育成を目指して、保護者やPTAの方々におすすめの講演プランをご紹介します。
■目次
- 家田荘子 『薬物からあなたの大切な人を守るために~全国の取材現場から~』
- 石川結貴 『ヤングケアラー「家族を背負う」子どもたちの現状と課題』
- 梅本正行 『子どもを犯罪の毒牙から守る~親・教師・学校・地域住民がすべきこと~』
- 柿澤一二三 『「かけがえのない命を守る授業」 子どもの自殺を防ぐために親が出来る事』
- 鎌田 敏 『こころ元気な大人が、子どもの未来を築く!』
- 菊地幸夫 『出会いの人生から学んだこと~ 子どもに寄り添える心を育てる ~』
- 玉城ちはる 『命の参観日』
- つだつよし、 『誰からも愛される子どもに育てる7つの応援方法』
- 中野レイ子 『少年院の子どもたちとともに歩んで 一人ひとりかけがえのない大切ないのち』
- 中村雄一 『世界を回って知ったオンリーワンの教育』
- なだぎ武 『「サナギ」講演会~いじめに負けず、明るい未来をつかみ取る方法~』
- 宮本延春 『オール1の落ちこぼれ、教師になる~子どもに笑顔を~』
- 森 源太 『誰もが必要とされている 一人一人の人生が自立した幸せなものであるために(ギター弾き語り付き講演)』
- 山崎清治 『思いやりのココロの育て方~爆笑講座で親子コミュニケーション力アップ~』
- 湯浅正太 『子どもの心を育てよう!』
家田荘子 いえだしょうこ
作家
僧侶(高野山本山布教師・大僧都
薬物からあなたの大切な人を守るために
~全国の取材現場から~
「ドラッグに手を出す子どもは、特別な子ども、特別な家庭と思っていませんか?そうではありません。いかなる子どもでも、いかなる家庭でもあり得ます」。そう語るのは、全国で薬物依存症の子どもや大人、その家庭を取材してきた家田荘子さん。講演では、これまでの取材をもとに、子ども達が薬物に手を出した背景をお話し、私たち大人ができることについて考えていきます。
- 文化・教養人権・平和教育・青少年育成コミュニケーション
主催者様からの声
リアルな話が聞けてよかったです。
石川結貴 いしかわゆうき
ジャーナリスト
ヤングケアラー
「家族を背負う」子どもたちの現状と課題
厚生労働省と文部科学省の実態調査(2021年)では、中学生の約17人に1人(5.7%)、高校生の約24人に1人(4.1%)が、「世話をしている家族がいる」と回答。1日のうち家事や介護などのケアに要する平均時間(平日)は、中学生で4時間、高校生で3.8時間に及んでいます。実際に講師の二人の甥(実兄の息子)が、かつて「ヤングケアラー」でした。当事者の苦悩を身近に見てきた者として、また長年にわたり家族問題を取材してきたジャーナリストの立場からも「ヤングケアラー」の実態を報告し、今後の社会的課題や解決策について聴講者の皆さんとともに考えていきます。
- 教育・青少年育成人権・平和福祉・介護 男女共同参画
主催者様からの声
ていねいに、わかりやすく、具体例を示しながらお話していただける点等をふまえて10点満点です。
梅本正行 うめもとまさゆき
防犯ジャーナリスト
一般社団法人日本防犯学校 学長
子どもを犯罪の毒牙から守る
~親・教師・学校・地域住民がすべきこと~
子どもを対象とした凶悪犯罪が増加の一途で、ことに幼い子どもたちが、性犯罪の脅威にさらされています。大人には、子どもの命を守る義務と責任があります。日々の生活の中でいかに子どもたちの安全を確保するか、そのために、「子どもに言い聞かせておくべきこと」「大人が対応すべきこと」を、8000件の現場検証を積み重ねてきた経験と智恵に基づいて、具体的に、分かりやすく、お話しします。
- 防災・防犯人権・平和
主催者様からの声
講演を通じて防犯・安全意識の啓発、向上につながりました。
柿澤一二三 かきざわひふみ
家族カウンセリング研究所代表、家族相談士
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
コモンセンスペアレンティングトレーナー
「かけがえのない命を守る授業」
子どもの自殺を防ぐために親が出来る事
1000人以上の子育て・親子・夫婦関係のさまざまな悩みのカウンセリング・サポートを行ってきた柿澤一二三さん。自身も二男二女の母親で、ある日、娘に「死のうと思っていた」という告白に衝撃を受けます。その裏にはラインによるいじめ、親友の裏切りがあったそうです。その経験から、子どものSOSの気づき方、子どもの自殺予防のための3つのスキルをレクチャーします。
- 教育・青少年育成人権・平和
主催者様からの声
参加型の講演会で、楽しみながらお話を聞かせていただくことができました。参加者の感想にも、今後、聞かせていただいた話の内容をぜひ実践してみたいという意見が多々ありました。保護者や教職員の意識に充分働きかけることのできた講演会となりました。
鎌田 敏 かまたびん
こころ元気配達人
こころ元気研究所 所長
こころ元気な大人が、子どもの未来を築く!
明るい社会、明るい地域とはなにか?それは、「子供たちが大人の世界に夢を描ける社会」です。だからこそ、親、先生、地域の身近な大人たちの明るい人生の態度、元気な背中が大切なのです。「こころ元気配達人」である鎌田敏さんが、お父さんお母さんが元気になる5つの法則について楽しく元気いっぱいに解説します。ワクワクゲームやコミュニケーションペアワーク、楽しい全員参加型ワークなども盛り込み、笑顔いっぱいになる時間をお届けします。
- リーダーシップメンタルヘルス意識改革モチベーション
主催者様からの声
具体的な説明が多く内容も易しく話していただいたので、分かりやすかったです。また、改善等については実践しやすい内容が多く、今後の仕事や生活に生かせる良い講義でした。
菊地幸夫 きくちゆきお
弁護士
出会いの人生から学んだこと
~ 子どもに寄り添える心を育てる ~
2021年に児童相談所に寄せられた相談・通報は207,659件。前年より2615件増え、この数は年々増加しています。なぜ児童虐待は起きるのでしょうか?「行列のできる法律相談所」でお馴染みの菊池弁護士が、虐待の事例をもとに、児童虐待の傾向と起きる理由、起こさないための対応策をお伝えします。また、小学生のバレーボールの監督経験から見出した自身の教育論もお話し、子育てと教育についても考えていきます。
- 教育・青少年育成 文化・教養 ライフプラン
主催者様からの声
お話の内容がとても良く、菊池先生の日たがらが出て良い講演会でしたとの、声をたくさんいただきました。
玉城ちはる たまきちはる
シンガーソングライター
家族心理士・家族診断士
命の参観日
音楽活動の傍ら、アジア地域の留学生支援活動「ホストマザー」を10年間継続した経験を持つ玉城ちはるさん。その経験を基に、講演では、異文化コミュニケーションや世界平和をテーマにお話しをしています。また、大学生の頃に父が自殺した経験から、命の大切さ、自分を愛せるヒントもお伝えしています。ご自身が作詞作曲した歌とともに、「人と人の繋がり、絆、命」について問いかけます。
- 人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
歌も話も感動的で、講演時間が短く感じるほどでした。講演会は大変好評で、本当に素晴らしいものでした。
つだつよし、
元 よしもと芸人
伝える技術育成プロデューサー
誰からも愛される子どもに育てる7つの応援方法
地元のテレビ番組制作で1500人の子ども達の夢を応援・達成させた経験をもつ、元よしもと芸人で現在は伝える技術育成プロデューサーを務めるつだつよし、さん。不登校生徒のためのフリースクールも開設し、学校復帰90%を達成した経験もあります。そんなつださんが、自身の子育てや教育の失敗成功体験をもとに、今の時代ならではの子ども・若者の心理やコミュニケーション方法、モチベーションを上げる簡単な言葉掛けや仕掛け方をお教えします。
- 意識改革コミュニケーション人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
とても楽しくパワフル、説得力のある内容でとても好評でした!
中野レイ子 なかのれいこ
元 丸亀市教育委員会 教育長
元 法務省矯正局所管少年院 院長
少年院の子どもたちとともに歩んで
一人ひとりかけがえのない大切ないのち
子どもたちが事件の被害者になったり、加害者になったりするニュースが後を絶たない現代において、このような少年犯罪や非行は、社会や時代の影響を大きく受けています。一方で、子どもたちが成長する過程では、失敗や挫折はつきもので、そのようなときに優しく寄り添える大人がいることで、正しい道へと導ける例も多くあります。少年院や刑事施設(刑務所)での勤務経験を持つ講師が、子どもたちが取り巻く環境を踏まえた上で、私たち大人が子どもたちの健やかな成長をいかに支え、どう保障していけるかをお話しします。
- 人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
罪を犯した青少年の根本を知ることができ、大変参考になると同時にどのように接したら良いか等までとてもわかりやすく話して頂けて、大変勉強になると思います。また、講演後の参加者からもとても良いお話だったという意見を多く聞くことができました。
中村雄一 なかむらゆういち
教育ジャーナリスト(グローバルティーチャー)
NPO法人なかよし学園プロジェクト理事長
教育カウンセラー
世界を回って知ったオンリーワンの教育
受験やスポーツで他の子よりも秀でることが気になったり、逆によその子に迷惑をかけていないか心配になったり、教育には「正解」が無いからこそ親の悩みは尽きません。プロ教師としてこれまでに2000名を超える生徒を教え、また教育ジャーナリストとしてカンボジア、ルワンダ 、ネパールをはじめ世界各国で国際教育支援事業を行うNPO法人なかよし学園プロジェクトの代表・中村雄一さんが、自らの体験を踏まえ、どういうビジョンを描いて「未来を担う子供」を育てていくかをお話しします。
- 教育・青少年育成国際化・グローバル文化・教養リーダーシップ
主催者様からの声
非常に興味深いお話で、社内での評価も大変良かったです。お話の仕方もテンポが良く、時間があっという間でした。
なだぎ武 なだぎたけし
お笑いタレント 漫談家
「サナギ」講演会
~いじめに負けず、明るい未来をつかみ取る方法~
「R‐1ぐらんぷり」で史上初の連覇を果たしたお笑いタレントで漫談家のなだぎ武さん。そんな華やかな経歴がありながら、幼少期に壮絶ないじめに遭い、引きこもりや摂食障害を経験。その経験をもとに、いじめについて深く考え、いじめに負けず、くじけず明るい未来をつかみとる方法をお伝えします。「いじめ」という重たいテーマではありますが、漫談家として明るくお話しすることで、さまざまな立ち直り方があるのだということを知っていただけるような内容となっています。
- 人権・平和
主催者様からの声
自身のいじめ体験、引きこもりから学び、その後、さまざまな人たちに助けられながら今の自分があること、勇気をもってまずは一歩踏み出してみることなど多くのメッセージをいただきました。
宮本延春 みやもとまさはる
エッセイスト、元 高校教諭、作家
オール1の落ちこぼれ、教師になる
~子どもに笑顔を~
いじめが原因で学校嫌いになり、中1の成績はオール1。23歳の時に見たテレビに感銘し、豊川高校定時制部、名古屋大学を卒業して、教師になった経験を描いた著書『オール1の落ちこぼれ、教師になる』で有名な宮本延春さん。これまでの自身が置かれてきた境遇や経験をもとに、勉強につまずいたときの対処方法や、やる気を上げる方法、子どもに最も必要な自己肯定感の育て方とそのヒントを伝授します。
- 教育・青少年育成文化・教養意識改革安全管理・労働災害
主催者様からの声
大変な人生なんだけども、聞きやすく分かりやすく、スライドもわかりやすくて本当によかったです。笑いもいれてくれて、大爆笑ででいい会でした!
森 源太 もりげんた
シンガーソングライター
災害復旧ボランティア活動
誰もが必要とされている
一人一人の人生が自立した幸せなものであるために
(ギター弾き語り付き講演)
夢も無く不登校の高校時代から一転、シンガーソングライターを目指し、ママチャリ日本一周ストリートライブの旅などの挑戦を経てプロとなった森源太さん。講演ではこれまでの自分を等身大で語り、「今、夢がなくても大丈夫。君は強く愛され、必要とされて生まれた。」というメッセージを歌と言葉で熱く訴えます。子どもだけでなく大人も「自分を好きになるためにどう生きるべきか」「自分の人生を大切に生きる」ことを心で感じられる内容となっています。
- 教育・青少年育成
環境問題人権・平和
主催者様からの声
魂のメッセージに心震えました。子ども達にも聞かせたい内容で、親子向けの講演会にもおすすめします。
山崎清治 やまさきせいじ
NPO法人生涯学習サポート兵庫 理事長
無人島学校 校長
思いやりのココロの育て方
~爆笑講座で親子コミュニケーション力アップ~
社会人基礎力、生きる力、非認知能力などで表される力が、これからの社会を生き抜く上で必要であると言われています。それらの要素であるコニュニケーション能力や主体性、創造力などの力は、決して黒板では教えられない、体験を通じて身につける力です。無人島生活やリアカー縦断など、さまざまな体験学習プログラムを企画し、20年以上、10万人以上の多くの子ども達と感動を共にした講師が、感動エピソードとこれまでの爆笑ワークをご紹介します。
- 教育・青少年育成コミュニケーションメンタルヘルス
主催者様からの声
講演は、ワークショップ形式のプログラムを取り入れてくださり、参加者の皆様は笑顔で楽しそうに活動されていました。
湯浅正太 ゆあさしょうた
一般社団法人Yukuri-te 代表理事
イーズファミリークリニック本八幡 院長
子どもの心を育てよう!
学校で生きる勇気がもてない子ども。気持ちをコントロールすることが苦手な子ども。どんな子どもたちも、これからの時代を生き抜かなければなりません。小児科医として勤める傍ら、障がいや病気をもつ子どもの兄弟姉妹を支援するための絵本制作にも取り組んでいる湯浅正太さんが、子どもの心の育て方についてお話します。偏見や差別をなくし、さまざまな人々の個性/違いを認め合い、お互いに協力し合える豊かな心を育てるにはどうすべきかをともに考えていきます。
- 教育・青少年育成メンタルヘルス
主催者様からの声
「大人の心の余裕=子どもたちの健全な発達につながる内容が、特に心に残りました」「義務教育での親と子供、学校、PTAのかかわりをもっと見直したいです」等、本当に良い感想をいただきました。
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