ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用し、作業の効率化や高品質生産を実現する「スマート農業」。農業従事者の高齢化、担い手の減少に伴い、労働力減少が顕著になる中、これまでの主要な作業を機械化できるスマート農業が注目されています。
日本では、すでにロボットトラクターやドローンなどが農業を行ったり、スマートフォンで水田管理を行ったり、ドローン・衛星によるセンシング・気象データをAI解析して、農作物の生育や病虫害を予測するなどの取り組みが始まっています。
各地域のJA様でも担い手確保のために色々な取り組みをされていらっしゃると思いますが、スマート農業を普及させることによる相乗効果を狙う研修会や取り組みを考えられるのも一つの手段だと思います。
本記事では、AIやITの専門家が最新のスマート農業に関する情報をお伝えする研修プランをご紹介します。
■目次
渡邊智之 わたなべともゆき
一般社団法人日本農業情報システム協会 代表理事
スマートアグリコンサルタンツ合同会社 代表/CEO
スマート農業のすすめ
~農業を情報技術でかっこよく稼げて感動があるものに~
政府の政策としても「スマート農業の推進」を大きく取り上げるなど、農業分野でのAI(人工知能)やロボットの活用への関心が高まっています。「スマート農業」ソリューション開発担当経験のある講師が、情報共有、データ分析、シミュレーション、トレーサビリティ、可視化等の取り組みと、それによるブランドの確立や意思決定支援などについて各地の実例や最新の動向を踏まえて「スマート農業の現在地」をご紹介。「かっこよく・感動があり・稼げる新3K農業」を実現すべく「これから進むべき方向」について講演します。
- 農業・農政
主催者様からの声
参加者のアンケートにおきましても、「非常に参考になった」との意見が大半で、大変有意義なセミナーになったことを感謝いたします。
松本恵子 まつもとけいこ
博士(農学)
金沢工業大学 ゲノム生物工学研究所 講師
農業ICTの現状
ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用した農業「スマート農業」。超省力化や高品質生産が期待され、国も推進している政策ですが、世界に比べて日本はまだまだ遅れをとっています。本講演では、フィールドサーバー、施設園芸用高度環境制御機器、データ分析、予測技術など農業ICTシステムの種類や具体的な活用法、導入事例と実際の声をご紹介し、農業ICTを軸に企業活動として成立させるための方法について考えていきます。
- ものづくり・生産・製造
主催者様からの声
「導入事例も豊富で役に立った」「スマート農業を導入したいと思った」など多くの反響がありました。参加者にさまざまな行動変容が与えられ、主催者としても満足しています。
波田大専 はだだいせん
松下政経塾 第39期生
スマート農業の現場から
~最先端の取り組み事例と今後の課題~
深刻な農業における労働力不足を解消してくれるスマート農業。実際、これまで1日がかりだった作業が1時間で完了する農薬散布ドローンや、誤差2.5cmの精度のロボットトラクターなど、ICTを活用した農業機械が導入され、さまざまな効果を実証しています。本講演では、最先端のロボット技術からICTを活用したスマート農業の普及状況、ま具体的な製品・技術の紹介から導入事例、普及に向けた課題まで体系的にわかりやすくご紹介します。
- 地域活性農業・農政 福祉・介護
主催者様からの声
スマート農業の最新事例や導入事例を具体的に示していただいた点が良かったです。
乾 利之 いぬいとしゆき
IPNJ国際特許事務所 代表弁理士
IoT×農業
~データ、システムおよび知財の視点~
令和5年農業構造動態調査結果によると2022年のスマート農業実施率(データを活用した農業を行っている農業経営体数)は24.7%。8割以上の実施率を誇るオランダやアメリカと比べると大差があります。スマート農業では、ドローン、センサー・カメラを活用した品質管理、収穫予測・管理、出荷管理等、複数の最新技術を導入することで、時間や労力の削減が期待できます。このような状況を再認識し、更なるIoT技術活用の契機とするため、日本におけるスマート農業の最新事情と導入例についてお話します。
- IT・AI・DX ものづくり・生産・製造農業・農政経営戦略・事業計画
主催者様からの声
スマート農業に抵抗があった人でも、導入を検討したいと考え直す参加者がおり、高い効果が得られたと感じています。
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