農山漁村の持つ豊かな自然及び「食」を活用した都市と農村との共生・対流等を推進する取組、地域資源を活用した所得または雇用の増大に向けた取組、農山漁村における定住を図るための取組等を総合的に支援します(「農林水産省」より)。そのため、6次産業化、女性活躍、地域の暮らし支援、都市住民との交流、移住定住促進などさまざまな視点から検討し、関係団体や事業者、そして地域住民と協働していくことが求められます。そのようなまちづくりの推進と活性化のため、システムブレーンでは異業種も含めさまざまな視点からヒントを与えてくれる好評な人気の講師、講演テーマのご提案をさせていただきます。
■目次
- 鈴木宣弘 『これからの農業が進むべき道』
- 小谷あゆみ 『喜び!感動!のある農業 地域の宝の磨き方・伝え方』
- 山田 優 『農業ジャーナリストが見てきた世界農業の最先端と日本農業生き残りのヒント』
- 中沢るみ「食を通した地域おこし」 ~その土地ならではの「食」の強みを活かして「地域」も「人」も元気に!~
- 沼澤 裕 『スーパーマーケットの産直担当者が体感した・・・ 消費者と生産者、両者から喜ばれる産直売場繁盛のヒントとは!』
- 進藤勇治 『日本農業の発展と期待される役割』
- 金丸弘美 『幸福な田舎のつくりかた ~地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす~』
- 渡邊智之 『スマート農業のすすめ ~農業を情報技術でかっこよく稼げて感動があるものに~』
- 金萬智男 『東京湾現役漁師からのメッセージ ~海川森と私たちとの共存生活~』
- 森 久美子 『地域に根ざし、生きる力を培う食農教育 』
- 松本直之 『高齢化や人口減少なんて関係ない! 成熟社会に活躍できる次代農業のカタチとは?』
- 小泉武夫 『いのちはぐくむ農と食』
- 谷口正樹 『農業を家業から事業へ』
- 萩部健次 『農福連携のビジネスモデルの作り方 ~継続できる福祉事業と農業との連携のあり方~』
鈴木宣弘 すずきのぶひろ
東京大学 大学院 農学生命科学研究科 特任教授 農学博士
これからの農業が進むべき道
2021年より国が推進している「みどりの食料システム戦略」。自動化されたデジタル農業「種から消費まで」の利益が最適計算され、完全に無人化、巨大投資家が利益をむさぼるような構図が現実を帯びてきました。多様な農業が共存しあい、我が国の農業を維持していくために何が必要なのか。最新のスマート農業や世界の農業事情、日本の農業の問題点などを交えながら、今後日本の農業が進むべき道について考えていきます。
- 農業・農政
主催者様からの声
しっかりした内容のレジュメとともに大変分かりやすくお話し下さり、参加者からも好評でした。
小谷あゆみ こたにあゆみ
農ジャーナリスト
フリーアナウンサー
喜び!感動!のある農業
地域の宝の磨き方・伝え方
都市における農の価値から都市と農村のフェアな関係を発信している農ジャーナリスト・小谷あゆみさんによる”農業がテーマのセミナーです。地域の皆さんが生き生きと充実した日々を過ごせるように、医療と福祉、農業を組み合わせた「医福食農連携」や都会の小さなベランダ菜園から農業のある暮らしなどを提唱しています。農業を取り入れた持続可能な地域社会の実現に向けて、一緒に考えてみませんか?
- 農業・農政地域活性 福祉・介護 コミュニケーション
主催者様からの声
参加されたみなさんも満足していただけたかと思います。とてもいい講演会になりました。
山田 優 やまだまさる
農業ジャーナリスト
農学博士(東京農工大学連合農学研究科生物生産学専攻)
農業ジャーナリストが見てきた
世界農業の最先端と日本農業生き残りのヒント
世界的な農業は、今、先進国間の農業競争から、南米やウクライナなどの新興国を交えた競争に変化しています。新興国に追い上げられる先進国農業は、北米と欧州で全く異なる戦略を描いています。農業ジャーナリストの山田優さんが、北米型と欧州型農業の生き残り戦略の違いを紐解き、日本農業が進むべき道を示唆します。「納税者の理解を得ながら、土地に結びついた日本型のテロワールを目指すべきだ」と提唱する山田さん。日本の農業が生き残る秘策とは?
- 農業・農政
主催者様からの声
いろいろな事例をもとにわかりやすく世界と日本の農業情勢を教えていただきました。日本の農業を存続させるためのヒントをいただけました。
中沢るみ なかざわるみ
管理栄養士
野菜ソムリエ協会 講師
「食を通した地域おこし」
~その土地ならではの「食」の強みを活かして「地域」も「人」も元気に!~
「食でカラダ革命」をテーマに、体も心も元気になる食べ方やコツを紹介している管理栄養士の中沢るみさん。その土地ならではの「食材」の特徴を活かした農産物の商品化やメニュー開発、また「食」で健康寿命を引き上げる支援なども行っています。そんな中沢さんが、地域ならではの食の魅力を活かした地域おこしや元気づくりの方法を伝授。クイズを交えながら、地域の方が気付いていない食材の魅力やパワーをご紹介します。
- 健康 教育・青少年育成 その他イベント 意識改革
主催者様からの声
ことぶき大学にふさわしい内容、楽しく学ぶことができました。
沼澤 裕 ぬまざわゆたか
産直販売プロデューサー
株式会社コストSP総研 代表取締役
スーパーマーケットの産直担当者が体感した・・・
消費者と生産者、両者から喜ばれる産直売場繁盛のヒントとは!
2015年に、宮城県岩沼市の震災集団移転地に、道の駅と食品スーパーをコラボさせた新しい業種形態である大型ショッピングセンターをオープンさせた産直販売プロデューサーの沼澤 裕さん。過疎地でかつ被災地でもある土地への出店は無謀だといわれましたが、「生産者」「食品スーパー」「消費者」の3者の中間に立ち、それぞれの要望やニーズをすくいとることで、さまざまな課題をクリアしてきました。本講演では、そのときの経験をもとに、産直販売を成功させるヒントやゼロから一を作る考え方・手法をお教えします。
- 営業・販売・マーケティング農業・農政
主催者様からの声
参加された方からも、沼澤様から紹介いただいた商品の陳列方法や、大手企業との差別化を図るために自分たちの農作物の強みをお客様にお伝えする方法など、大変参考になるお話をいただいたと、とても好評でした。
進藤勇治 しんどうゆうじ
産業評論家 (元通産省企画官、前東京大学特任教授)
日本農業の発展と期待される役割
国際的に自由貿易が推進される中、日本の農産物について、特に価格面での国際競争力が問題となっております。様々な改革案が出されており、農協改革も含めさまざまな議論がなされていますが、本講演では中立的な立場で、日本農業の課題や今後の展望についてお話しします。そのほか、「農業とSDGs」や「農福連携」、「農業と脱炭素」など、個別のテーマについても内容をアレンジできます。
- 経営戦略・事業計画 時局・経済 環境問題 農業・農政
主催者様からの声
進藤様の講演ですが、資料に必要な情報が漏れなくまとめられていてよかったと思います。講演時間の配分も絶妙になされていたと思います。
金丸弘美 かなまるひろみ
食環境ジャーナリスト
食総合プロデユーサー
総務省地域力創造アドバイザー
幸福な田舎のつくりかた
~地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす~
高齢化や経済衰退の問題を抱える地方が多い中、地域内外との交流を生み出し、地元産品の売上・雇用増加を実現している地域があります。これからの地域に共通するのは、地域の人が自らの個性を発見し、人や資源をつなぎ、地域を誇ることで共感を呼んでいることにあります。全国1000の農村漁村で地域活性化アドバイザーを務めている講師が、豊富な成功事例をもとに、地域の効果的な”売り方”を解説します。SNSやメディアを使ったブランディング方法を具体的にお教えします。
- 地域活性教育・青少年育成 農業・農政男女共同参画
主催者様からの声
会の主旨にそった様々な事例をあげて頂き、「これならやってみたいね」「私にもできるかも」とアンケートにも前向きな感想が多くありました。とても良い講演会となりました。
渡邊智之 わたなべともゆき
一般社団法人日本農業情報システム協会 代表理事
スマートアグリコンサルタンツ合同会社 代表/CEO
スマート農業のすすめ
~農業を情報技術でかっこよく稼げて感動があるものに~
環太平洋連携協定(TPP)への参加や法人化・大規模化、輸出促進等の政策、スマート農業の推進により農業分野は大きな環境変化の中にあります。情報共有、データ分析、シミュレーション、トレーサビリティ、可視化等の取り組みと、それによるブランドの確立や意思決定支援などについて各地の実例や最新の動向を踏まえて「スマート農業の現在地」をご紹介し、「かっこよく・感動があり・稼げる新3K農業」を実現すべく「これから進むべき方向」について解説します。
- 農業・農政
主催者様からの声
参加者のアンケートにおきましても、「非常に参考になった」との意見が大半で、大変有意義なセミナーになったことを感謝いたします。
金萬智男 きんまんのりお
現役漁師
NPO法人盤州里海の会・理事長
東京湾現役漁師からのメッセージ
~海川森と私たちとの共存生活~
現役漁師の金萬智男氏が、東京湾での漁業を通じて見えてきた環境問題と共存生活の重要性を伝えます。「海・川・森と私たちとの豊かな共存生活」をテーマに、干潟の重要性や環境保護活動の経験、里海の意義について語ります。また、40歳でウェブショップを開設し成功を収めた経験を共有し、一次産業に従事する人々にも新たな生き方を提案します。自然を愛する現役漁師のメッセージに触れ、自然との共存を見直すきっかけとなる内容です。
- 地域活性環境問題
主催者様からの声
言葉一つ一つに、自然、里海を愛する誠実な人柄がにじみ出ており、とても共感が得られました。里海を守るためのヒントをいただけました。
森 久美子 もりくみこ
作家・エッセイスト 拓殖大学北海道短期大学 客員教授 農林水産省 食料・農業・農村政策審議会元委員
地域に根ざし、生きる力を培う食農教育
日本の農業は今、少子高齢化による担い手不足、食生活のグローバル化など大きな時代に変化に遭遇し、特に地方は厳しい状況に置かれています。だからこそ、地域に生きる人々が、これまでに培ってきた知恵や経験を活かし、ともに支え合いながら、地域社会の課題を解決する必要があります。農政問題に精通している作家・森久美子さんが、地域に伝わる食文化や農業の重要性を説き、地域農業の在り方を提言します。自身の地域の魅力を再発見し、それを活かすために何をすべきか考えていきます。
- 福祉・介護 農業・農政教育・青少年育成地域活性
主催者様からの声
身近な話題を入れながらお話をいただき大変良かったと思います。要望した女性が地域で活躍することについてもふんだんに触れていただいた。
松本直之 まつもとなおゆき
松本自然農園 代表、就農コンサルタント
高齢化や人口減少なんて関係ない!
成熟社会に活躍できる次代農業のカタチとは?
購買層の多様化が進み、成長社会から成熟社会に移り変わっていくなかで、日本の農業は農業者人口減少、耕作放棄地増加、高齢化など多くの問題を抱えています。しかし、成熟社会に合わせた農業のカタチに変わっていけば、農業はむしろ成長産業であり農家は最先端の働き方をする憧れの職業になれます。そう語るのは、脱サラで時給3000円超の無農薬野菜農家経営を成功させた松本直之さん。本講演では「ダイバーシティ」「八百屋革命」をキーワードに、現役農家だからこそ語れる農業の明るい未来についてお伝えします。
- 農業・農政
主催者様からの声
とても勢いがあり、見るものを圧倒させる力のある方です。さまざまな刺激を受けることができました。
小泉武夫 こいずみたけお
東京農業大学 名誉教授
農学博士
いのちはぐくむ農と食
今、日本の農業は大きな転換期に来ています。食料自給率を大幅に上げ、TTPにも対応しながら、農家の所得を倍増するにはどうしたらよいのでしょうか。またその一方で、日本人の食生活は和食から離れてアングロサクソンの食へと変動した結果、さまざまの問題が起こっています。農学博士の小泉武夫さんが、農業と食生活の観点から、世界が注目する「和食」の底力を語り、そこから日本の農業を守るためのヒントを探っていきます。
- 教育・青少年育成文化・教養
主催者様からの声
内容が豊富でしかも専門的なことを受講者にわかりやすく伝えていただきました。
谷口正樹 たにぐちまさき
社会保険労務士
行政書士
農業を家業から事業へ
現代の農業経営では、前例主義に基づくやり方から、組織で取り組む農業と労務管理が求められます。農業を家業から事業へと転換するための重要な知識を、兼業農家の社会保険労務士・谷口正樹さんが提供します。このセミナーは、新規就農者やこれから就農を考えている方、農業を事業として継承された方に向けて、雇用制度を整備し、長期間勤務できる環境を整えるための基礎となる労働契約の重要性を説き、農業の労働基準法の特例やマイナンバー対策など具体的な内容を解説します。
- 経理・総務・労務経営戦略・事業計画
主催者様からの声
兼業農家の立場から、農業を組織化した場合の労務管理など詳しく、具体的に教えていただいた。新就農者のためのセミナーで、今回のテーマにふさわしい内容となりました。
萩部健次 はぎべけんじ
地域活性化支援、農業コーディネーター、食育コーディネーター
農福連携のビジネスモデルの作り方
~継続できる福祉事業と農業との連携のあり方~
講師の萩部健次さんは、中小企業庁の街づくり事業で、宮城県で道の駅立ち上げから障害者雇用のレストラン運営までを経験。健常者と障害者雇用のレストランビジネスモデル設計をした企業に参画し、地元住民の巻き込み方などを習得しました。宮城県仙台市の障害者雇用を促進していたレストランで農業と福祉がどのように事業化し教育につなげ、健常者とともに自立するのか。その経験を基にお伝えいたします。経営として継続できる福祉事業と農業との連携について解説します。
- 農業・農政 地域活性
主催者様からの声
農業と障害者を結び付けたビジネスモデルが斬新でした。新しい事業創生のヒントが得られたと確信しています。
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