2022年10月に出入国在留管理庁が発表した報道資料によりますと、2022年6月現在日本に居住する外国人の数は269万1,969人。昨年末に比べ約20万人(7.3%)増加しており、この傾向は今後も続くものと想定されています。
各学校においても、外国籍の子どもたちが増えるにつけ、言葉や文化、習慣の違いから起こる差別や偏見、いじめなどが問題視されています。同じクラスに外国籍の子ども達が在籍しているということは、国際交流や共生社会形成のために意義あることであり、子どもたちの国際的視野を広げるためにも良い機会です。
今後、教育現場、家庭で外国人の人権問題について皆が関心を持って対応していけるよう、外国人の人権問題を考える学校・PTA向けセミナー・講演プランをご紹介します。
■目次
金村義明 かねむらよしあき
野球解説者
在日魂
現在は野球解説者として活躍する金村義明さんは、兵庫県宝塚市で在日韓国人の家庭に育ちました。在日のために就職口がなかった時代に、小学校の頃からの「野球選手になりたい」という夢を支えたのはお母さまでした。甲子園での全国制覇を経て、プロの世界に入ってからも、長い下積み生活を送った金村さん。過酷な練習に耐え、レギュラーの座をつかむまでの軌跡をお話します。
- 人権・平和文化・教養意識改革
主催者様からの声
話も面白く良かったです。聴講者の方にも受けていました。
金慶子 きむきょんじゃ
伊丹市人権教育指導員 伊丹市社会教育委員
みんなちがって みんないい~ちがいを認め合える社会をめざして~
差別は当事者だけの問題ではありません。当事者と周囲のものが手をつなぎ、共に「知る→気付く→声を上げる→行動する」ことが大切です。伊丹市人権教育指導員として在日問題を中心に人権啓発に努める金慶子さんが、16歳だった長男の指紋不押捺問題や、当時外国人市民は使えなかった住民票自動発行機のことなど、具体的事例を挙げながら「どうすればみんなで幸せに生きていけるのか」をともに考えていきます。
- 人権・平和
主催者様からの声
とても良かったです。重く難しいテーマではありますが、金先生のユーモアを交えた話し方、チマチョゴリの衣装、最後は韓国の歌を会場の参加者と歌うなど、お話に自然と引き込まれました。アンケート結果も大変好評でした。
久郷ポンナレット くごうぽんなれっと
平和の語り部
世界には「生きるために命をかける子どもたちがいる!
カンボジア・プノンペンで生まれ、カンボジアの内戦で、両親ときょうだい4人を失った久郷ポンナレットさん。ポル・ポト政権下に迫害を受け、日本で「外国人としての差別」を受けても、対等に付き合ってくれる人々のお陰で幸せな人生を送れていると語ります。本講演では、久郷さんがこれまでの経験を話しながら、戦争や差別・偏見のない社会を目指して「平和」「人権」について考えていきます。
- 人権・平和
主催者様からの声
生徒に対し真剣に語りかけてくださり、一人一人の心に大きく響いた講演会とすることができました。ときどき生徒を和ませる話題を入れてくださり、心が温かくなりました。生徒たちは真剣にいのちや人権について考えていました。どうもありがとうございました。
ダイアン吉日 だいあんきちじつ
バイリンガル落語家
ダイアンから見た日本~笑いで世界をひとつに~(落語付き講演)
ほんの数カ月の滞在のつもりが、すっかり日本文化に魅せられ、今では華道、茶道、着付けもこなすバイリンガル落語家のダイアン吉日さん。イギリス リ・バプール出身で、「日本の良さを外国人だけでなく日本人にも知ってほしい」と、バックパッカーで世界中を旅した経験談や、日本に来た時の驚き、文化の違いなど、これまでの体験を、ユーモアを交えてお話します。
- 国際化・グローバル
主催者様からの声
本校で2回目の公演となりましたが、生徒・教員共に大変好評でした。落語も面白かったのですが、講演でのメッセージが生徒によく響いていたのではないかと思います。ダイアン吉日さんにもできれば3年後にまたとお話したら、是非とおっしゃていました。またご縁があることを願っております
ダニエル・カール だにえるかーる
タレント
山形弁研究家
がんばっぺ、オラの大好きな日本
3年間の山形での生活で鍛えた山形弁を武器に、司会・コメンテーターなど幅広く活躍するアメリカ出身のタレント、ダニエル・カールさん。レポーターとして日本津々浦々回りながら、日本の良さに気づいたそうです。「マスコミは未来のない恐ろしい国のように報道するけれど、日本以上に恵まれている国はない」と語るダニエルさんが、日本という国の魅力について楽しくパワフルに語ります。
- ライフプラン 国際化・グローバル教育・青少年育成コミュニケーション
主催者様からの声
ユーモアとバイタリティー溢れる話しぶりに引き込まれ、参加者の方からは、前向きになれる充実した時間になったと好評でした。
玉城ちはる たまきちはる
シンガーソングライター、ホストマザー
命の参観日
音楽活動の傍ら、アジア地域の留学生支援活動「ホストマザー」を10年間継続した経験を持つ玉城ちはるさん。その経験を基に、講演では、異文化コミュニケーションや世界平和をテーマにお話しをしています。また、大学生の頃に父が自殺した経験から、命の大切さ、自分を愛せるヒントもお伝えしています。ご自身が作詞作曲した歌とともに、「人と人の繋がり、絆、命」について問いかけます。
- 人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
講演会は大変好評で、本当に素晴らしいものでした。講演をお聞きになった方のアンケートは現在集計中ですが、皆さん、大変満足されていたようです。
バイマーヤンジン ばいまーやんじん
チベット出身の声楽家
日本とチベット 異文化を超えて
~多文化共生の時代へ~
チベット出身の声楽家バイマーヤンジンさんは、大学時代にチベット人ということで差別を受けます。そんなときに「チベットは素晴らしいところですね」と声をかけてくれた人が、現在のご主人です。ご主人と結婚するまでの道のりは難しく、また結婚した後も義父母との同居で、日本の習慣や文化違いに戸惑う場面も数多くありました。互いが理解しあうまでの紆余曲折ストーリーを、ユーモアを交えながらお話しします。
- 人権・平和 教育・青少年育成文化・教養音楽
主催者様からの声
バイマーヤンジンさんが過去に経験した差別やいじめを受けたお話は、受講者に誰かを思いやる心を持っていただく意味で、人権啓発という目的を達成できたと思います。バイマーヤンジンさんのユーモアたっぷりの語り口がとてもおもしろく、良い意味で会場の笑いを誘ったりと、受講者がとても聞きやすい(もっと聞いてみたいと思えるような)お話をしてくださったことがとても良かったです。
Hanna Bunya はんなぶんや
ゴスペルシンガー&シンガーソウルメッセンジャー
平和のつくりかた
16歳で単身渡米。アヘッド大学在学中に難民保護活動をきっかけに平和活動について研究・啓発活動を始めたHanna Bunyaさん。子どもの頃から親しんだゴスペルが奴隷の人々の平和への希求から生み出されたことを改めて知り、ゴスペルシンガーに転身しました。本講演では、世界に存在する紛争や人権問題などを紹介し、平和作りへの道についてゴスペルの曲を交えて考えます。
- 人権・平和その他イベント男女共同参画
主催者様からの声
講演の内容に即したゴスペルの曲などを素晴らしい歌唱力で聴かせてくださって、生徒たちの心に深くメッセージが届きました。単に話を聞くだけでなく、歌で感性を揺り動かして感動と共に人権の大切さを実感できたのはとてもよかったと思います。
ピーター・フランクル ぴーたーふらんくる
数学者、大道芸人
真の国際人を目指すために
これまで110カ国以上を訪問し、30ヶ国語以上の言語を使い分ける天才数学者ピーター・フランクルさん。ジャグラーとしての顔も持つピーターさんは、「真の国際人になるためには心の変化が必要」といいます。数学パズルや英単語ゲーム、大道芸披露を交えながら、真の国際人になるための考え方やコミュニケーションの重要性、世界視点で見る姿勢について楽しく学んでいきます。
- 国際化・グローバル男女共同参画意識改革人権・平和
主催者様からの声
楽しいパフォーマンスを披露していただきながら、体験に基づいた心に響く人権メッセージに大きな感動と気づきをいただきました。素晴らしい講演会となりとても満足です!
フィフィ ふぃふぃ
タレント
日本に求められるグローバルとは?
2歳で家族と共に来日して以来、エジプト人の両親に育てられながら、日本人と同じ教育を受けて育ったフィフィさん。日本人の精神を理解し、日本を愛しつつも、国際感覚の足りない日本人に対して時に激しく時に扇情的にマスコミやSNS等を使い警鐘を発信しています。国内外の社会問題について舌鋒鋭くつぶやき続けるフィフィさんのお話は、きっと皆さんの視野を広げることでしょう。
- 国際化・グローバル
主催者様からの声
海外目線での経験を聞ける機会は意外は少なく、受講者にとっても良い刺激となりました。講師が著名で集客効果もあり、なおかつ、講演の内容も良かったです。
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