コロナ禍以降、普及したオンライン研修。参加者は場所や時間に制限されることなく気軽に参加できることから、コロナ禍以降も引き続き根強い人気のある開催方法です。
教職員研修においてもこのオンライン化が進められ、毎月一定数の開催があります。
今回は、過去の開催実績をもとに、教職員対象のオンライン研修の中で特に好評だった研修プランをご紹介します。

■目次

木村泰子  きむらやすこ

大阪市立大空小学校 初代校長

「みんなの学校」が教えてくれたこと

「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、教職員や地域の人たちの協力で設立された大阪市立大空小学校の初代校長である木村泰子さんが、一人一人の存在が大切にされる学校や社会を実現するためにすべきことを解説します。どうすれば子どもたちが安心して過ごせるか?どうすればどの子も排除されず生きていけるか?すべての子供たちが安心してイキイキと通える学校作りのために必要なヒントが見つかります。

教育・青少年育成

主催者様からの声

木村先生の講演は、管理職の先生方の目線に立った本当に刺激的なお話でした。叱咤激励をうけ、大きなパワーをいただけたのではないかと思います。今、この時期にお話を聴けたことは、大きな財産となりました。ありがとうございました。

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妹尾昌俊  せのおまさとし

教育研究家
一般社団法人ライフ&ワーク代表理事

「忙しいのは当たり前、児童生徒のためなら仕方がない」を見つめなおす
~ 働き方を見つめなおす理由と方法 ~

以前より過剰労働の問題点が指摘されてきた教職員の労働環境。中央教育審議会を中心に議論され、全国の学校で施策が始まっています。しかし、まだまだ地域で格差があり、なかなか進まないのが現状です。野村総合研究所にて学校や行政のマネジメント改革、戦略づくり等に10年以上従事してきた妹尾昌俊さんが、全国的な学校での好事例や民間の参考事例なども紹介しながら、学校における働き方改革、業務改善とは何か、どのような考え方と留意点を踏まえればよいか等を解説します。

教育・青少年育成

主催者様からの声

働き方改革は教員・管理職にとって非常に興味深いところがあります。遅くまで残って仕事をしている教員も子供たちのためにと苦にせず仕事をしている現状です。その考え方にご経験豊かな妹尾先生からご助言をいただきましたので、すぐに変えることはできなくても、少しずつ浸透し、改善できると大多数の皆さん感じ取っていただけたようです。

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南雲明彦  なぐもあきひこ

明蓬館(めいほうかん)高等学校
共育コーディネーター

子どもたちのSOSを見逃さない
~学習障害から考える未来~

講師の南雲明彦さんは、21歳の時にLD(学習障害)の1つであるディスレクシア(読み書き障害)と診断され、高校時代より不登校、引きこもり、うつ病など、さまざまな経験をしました。学生時代は大人にSOSの出し方がわからず、一人で絶望した時期もあったそうです。子どもたちは何らかの形で大人にSOSを出していますが、SOSの出し方がわからない子や出しているのに気づいてもらえない子もいます。子どもが安心してSOSを出せ、そのSOSを大人が見逃さないために何ができるのか、聴講者の皆さんと一緒に考えていきます。

教育・青少年育成人権・平和福祉・介護

主催者様からの声

机上論でない実体験に基づいたお話は多くの気づきと理解を得ることことができました。また、障がいを持たない子どもをもつ保護者や教育関係者にとっても十分価値のあるお話でした。

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渡辺洋之  わたなべひろゆき

(一社)日本ほめる達人協会特別認定講師
日本メンタルヘルス協会 心理カウンセラー

職場の空気が変わる「聴き方」の法則

コミュニケーションの基本的スキルの一つとして「傾聴」があります。文字の通り、相手の話に真剣に耳を傾けることで、相手の心を開かせ、信頼関係を結ぶことができます。このシンプルな行為が、相手に「幸せ」を届けることもできることもできるのです。日本ほめる達人協会特別認定講師が、この傾聴スキルを習得するために具体的な方法を伝授します。また、「ほめる」ことと「聴く」ことの相乗効果についてもお伝えします。

教育・青少年育成 コミュニケーション

主催者様からの声

「傾くこと」を具体的な行動の姿で、そしてスモールステップで、分かりやすく提示いただけたことは、教職員の経験値に合わせ、一人一人の振り返りと今後の行動指標になったと感じました。その1つ1つが「意識すれば誰にでもできること」であったため、参加者やオンデマンド視聴者が「やってみよう」というプラスの意識を高めることができました。

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川島隆太  かわしまりゅうた

東北大学加齢医学研究所 教授

スマホが学力を破壊する

現在、スマートフォンは日本人の生活に深く浸透し、中学生・高校生もほとんどの生徒が自分のスマホを持っています。しかし、その使用に付帯するリスク、とりわけ子どもたちによる長時間使用の危険性や、成績に及ぼされる影響についてはどうなのでしょうか。「脳トレ」の生みの親である川島教授が、多数の調査データを元に「脳とスマホの驚くべき関係」、またそこから生まれるスマホ依存の危険性についてお話しします。スマホをやめるだけで偏差値が10上がります。

教育・青少年育成健康文化・教養

主催者様からの声

今の学校教育が抱える喫緊の課題についての内容でした。対象が管理職だったので、今後の学校経営に十分に生かせる内容だでした。研究内容の充実と、明確な信頼できるエビデンスをもっています。

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石川千明  いしかわちあき

NPO法人 奈良地域の学び推進機構 理事
京都府警察 ネット安心アドバイザー

スマホ時代の子どもの現状と対策
~実例から考える、学校での取り組み~

子ども達の生活に密接に関わっているスマホ・インターネット。子ども達はSNSでのいじめ、ネット依存、個人情報流出、インターネットでの犯罪など、さまざまな脅威に晒されています。大手ゲーム会社での開発業務やweb企画デザイン制作等を行い、現在は小中学校でICT支援、情報モラル講座を提供している講師が、ネットスマホのトラブル事例を中心に、学校での対策や児童・生徒との取り組みなどを具体的に紹介します。研修では受講者同士が話し合いをしながら、実践的に進めていきます。

人権・平和 教育・青少年育成防災・防犯

主催者様からの声

講演内容が具体的で理解が深まったとともに、課題や対策を、参加者それぞれが自分事としてとらえることができました。スマホ時代の子どもたちへの関わり方を考えることを通して、人権意識を高めることができました。

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木下晴弘  きのしたはるひろ

株式会社アビリティトレーニング 代表取締役

魂を揺さぶる本気教育
~児童・生徒の人生と向き合うために知っておきたい5つの捉え方~

難関校の合格実績全国トップを維持していた大手進学塾で人気講師として活躍した木下晴弘さん。当時、やる気のある生徒には勉強指導で学力を伸ばすことができましたが、やる気の出ない生徒に対して勉強指導では限界があったと語ります。やる気のない生徒の心に火をつけるために、木下さん講師陣は、生徒たちや保護者の人生と向き合うようになり、その中で「人生を支配する数々の法則」に気づいていきます。本講座では、その気づきをストーリーに仕立ててお伝えし、生徒のやる気をアップさせる術を習得していきます。

モチベーション リーダーシップ経営哲学 教育・青少年育成

主催者様からの声

参加者からはまた聞きたいとのお声をたくさんいただきました。分かりやすく、話に引き込まれ、あっという間の90分間でした。最後は感動で思わず涙しました。幸せな90分間でした。

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大久保 暁  おおくぼあきら

LGBTQ 啓発活動講師
ALLY SCHOOL 啓発活動講師

幸せのかたち
~ひとりひとりが輝く未来への希望~

性的マイノリティは11人に1人存在すると言われており、30人クラスだと2人3人存在していることになります。元教員でLGBTQ当事者である大久保 暁さんが、性的マイノリティの子どもたちとどのように向き合っていけばよいのかを当事者、教育の立場からお話します。「特別扱いは必要ありません。他の生徒と同様、それぞれの個性を活かせる配慮が必要なだけです」と大久保さん。子どもたちの間で互いの個性や多様性を認め合う関係が築けるように教師としてできることは何かを考えていきます。

人権・平和

主催者様からの声

これからの時代に、ジェンダー問題は国際的にも避けて通れないことだと思います。そのような中で、中学生のうちからLGBT研修に触れる機会があることは大変重要な体験でした。生徒も保護者にとっても、とても有意義な時間になりました。

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千原圭子  ちはらけいこ

アンガーマネジメントトレーナー
叱り方トレーナー
スマイルアテンダント

アンガーマネジメント
~教育現場における感情コントロールの重要性について~

教師の仕事はストレスの連続です。ストレスがたまりやすくなると、人は怒りっぽくなり、コントロールが難しくなります。そうなる前に怒りを制御する術を身につけたいものです。アンガーマネージメントとは、怒りの本質を知り、自分でコントロールするためのスキルです。このスキルを習得することで、子ども、児童、生徒の気持ちに寄り添いながら、自分の主張をぶれずに伝えられるようにもなります。すぐに実践していただける内容ですので、効果が出やすいのが特徴です。

意識改革コミュニケーション 安全管理・労働災害 ワークライフバランス

主催者様からの声

講師先生は、人柄も良く、とても感動しました。とてもいい講演で会場に参加した方々は、大変良かったという感想をいただきました。

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西成活裕  にしなりかつひろ

東京大学 先端科学技術研究センター 教授

仕事の渋滞、解消の法則
~西成流・仕事の効率をあげるコツ~

教職員の仕事は、授業を行うだけでなく、生徒・進路指導や保護者・PTA業務への対応や部活指導と多岐にわたり、過重労働が問題となっています。山積する仕事に「仕事の渋滞」が起きていませんか?効率が上がらない、期日に間に合わない、など物事が順調に運ばないと感じるのは、無意識に生んでいるあらゆる「無駄」が原因となっていることが多いのです。
長年の渋滞学の研究を行う講師が、科学的ゆとりという概念を紹介し、「仕事の渋滞」を解消していくヒントをお話します。

人材・組織マネジメント意識改革

主催者様からの声

西成教授のご講演、参加者に大変好評でした。丁度、働き方改革ともマッチした講演内容で、話も面白く、役立つ内容でもありました。

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