小林延行
こばやしのぶゆき
株式会社セルコ 代表取締役会長
株式会社セルコ 代表取締役会長
大企業の下請けに安住していたために、国内産業空洞化と不況により一時は倒産の危機にまで追い詰められるが、「決してノーと言わない営業活動」「技術力に裏打ちされた提案型営業」を実践し下請け体質を脱却。著書『シン・メイド・イン・ジャパン』、『立ち上がれ中小零細企業~』など。
属性 | 経営者・元経営者 |
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属性 | 経営者・元経営者 |
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小林延行のプロフィール
■職歴・経歴
1946年 長野県上田市で誕生
1965年 長野県屋代高等学校卒業
1969年 慶應大学商学部卒業
1982年 株式会社セルコ入社
1998年 同 代表取締役就任
2019年 同 代表取締役会長就任
■公職
・結いの里こもろ 代表
・普通の人のエッセイクラブ(長野県上田市)副編集長
・セルパップブラザーズ リーダー
・新老人の会(聖路加病院の日野原重明先生の会) 信州支部 東北信ブランチ代表世話人
■経緯
株式会社セルコは1970年創業。セイコーエプソン、米国ウェスタンデジタル社、韓国サムソン社等に製品を納入し、技術力が高く評価される。ところが製品ライフサイクルの終焉や、より安価な海外生産体制への移行により各社と事実上取引がストップ。国内産業空洞化と長引く不況下、1998年には倒産の危機を迎える。その窮地下、実兄から引き継いで社長に就任。従業員の大リストラを敢行。起死回生策として「決してノーと言わない営業活動」を実践。全ての注文を受けることで、技術向上に直結し「技術力に裏打ちされた提案型営業力」で差別化を図る。また、他の中小企業とのコラボや独自の広報・宣伝により、それまでの大企業の下請け体質からの完全脱却を果たす。「試作・開発、少量多品種にターゲットを絞り、相手先の研究開発部門に営業をかけている。他でできないものをやる。それしか日本でやり続ける方法はない」と考える。「中小零細企業は営業を知らない。優秀な技術を持っているにも関わらず倒産する企業が多いのは、自分の会社を売り込むことができないから。これからは営業力だと痛感。収益を積極的に研究開発に向け、良い物を作る会社だけが生き残っていく時代。その動向を的確につかみ、ターゲットを定めた営業をしていくべき」自らの体験から、同じ立場の中小零細企業に向けて具体的なサバイバル方法を伝授するとともに、これからの日本がモノ造り国家として再生すべきこと、そのためには中小零細企業の技術が不可欠であることを説く。
■著書
『シン・メイド・イン・ジャパン』(ディスカヴァービジネスパブリッシング 2022年)
電子書籍『2020年 東京五輪開催の年にメイド・イン・ジャパンが復活する !!』(ELmarket)
『立ち上がれ中小零細企業』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009年)
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