想定する対象者
成人一般、保護者
提供する価値・伝えたい事
良い人間関係は築く事ができます。ゴードン・メソッドを使って、効果的なコミュニケーションが気持ちの行き違いや誤解のない良い関係を築く事を体験学習で学んでもらいます。
内 容
コミュニケーションの基本から、実際に二人で組んで、相手とのコミュニケーションの練習もしながら、どんなコミュニケーションが効果的なのか、ロールプレイも含めて、体験しながら学習します。コミュニケーションにはコツがあります。相手の気持ちの開き方、自分の気持ちの伝え方を具体的に学びます。
1、今の相手と今の自分が気持ちを通わすことが重要。昨日何をしたか、去年何をしたかは関係なく、今の相手をきちんと見る。
2、今の相手の行動(言葉・様子)を、よく聞き、よく見る。
3、自分が相手の行動を「イヤだと感じている」のか「イヤだと感じていないのか」自分の感情に気がつく。それを「行動の四角形」で整理する。
4、相手の行動をイヤだと感じる場合は受容線の下の「非受容」の領域に感情があり、その時は自分のイヤだと言う感情にとらわれて自分が問題を抱えてしまい、相手の言っていることやSOSを捕らえることはできない
5、相手の行動を非受容だと感じると、なんとかその行動を変えたくなり、コミュニケーションの障害となる「12のお決まりの型」になりやすいので気をつける。
6、相手の気持ちを本当に聞くためには、相手が問題を抱えていると受け止め、自分の問題にしないで、自分の感情の受容領域の部分で、白紙で相手の気持ちを受け止める。自分と違う考えでも「あなたはそう感じているのね」と共感して、「能動的な聞き方」で、相手の気持ちを確認しながら相手の気持ちの鏡になる。
7、相手が問題を抱えている時は、自分の感情を「12のお決まりの型」で投げつけないように気をつける。
8、ある程度聞いて、相手の気持ちが落ち着いたならば、「あなたメッセージ」で命令するのではなく、「わたしメッセージ」で自分の気持ちを伝える。
9、どうしてもお互いの欲求が対立する時は、どちらかが勝つというのではなく、両方が受け入れられる解決策を求めて努力する。対立することが問題ではなく、どのように対立を解いたかが重要になる。
10、相手の感情と自分の感情を尊重し、相互理解と創造的解決を引き出すことで「対立を解く」ことができる。
■障害になる12のお決まりの型
・命令・指示
・注意・脅迫
・訓戒・説教
・助言・解決策の提案
・講釈・理詰めの説得
・判断・批判・非難
・悪口・嘲笑
・解釈・分析・診断
・賞賛・同意
・激励・同情・支持
・質問・詰問
・話をそらす・皮肉・ごまかす
■能動的な聞き方
・くり返す
・言いかえる
・気持ちをくむ
■わたしメッセージ(三部構成)
・相手の行動
・その影響
・自分の感情
業務外の講師への取次は対応しておりません。