ヒット商品に学ぶ知的財産戦略

木村勝己
きむらかつみ

経営戦略・事業計画

木村勝己
きむらかつみ

発明プロデュース協会 会長 学校法人日本電子専門学校 講師 東京都中小企業振興公社製品化コーディネーター
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想定する対象者

技術者・研究者・企画戦略担当・中小企業経営者
経済のグローバル化の進展に伴い、企業活動における知的財産権の価値がますます高まっている。企業価値における無形資産の割合は年々大きくなり、いまや有形資産を大きく上回っている。社会が豊かになり、消費者の欲しいものが多様化してきたなかで、新しい発想、アイデアによる付加価値の高い商品やサービスの提供が必要だ。市場が成熟し利益の出ない経済構造はこの動きに拍車をかける。トップシェア企業の優位、商品のライフサイクルの短縮、複数フォーマットの乱立、基幹ブロックのモジュール化、インターネットによる価格下落誘導などである。

提供する価値・伝えたい事

講演では、米国から始まるプロパテント政策の動きを捉えながら、今後の技術開発と特許戦略の方向性を探っていく。ここでは、ソニーの商品開発で経験した破壊的イノベーションの事例を紹介しながら、今後必要な商品開発の方向性を紹介する。
またこれらの知財を生み出すのは技術者であり社員である。モチベーションを上げ、独創的なアイデアを活かす取り組みが重要といえる。多くの逸話や発明・発見の裏話、ヒット商品の開発事例などを触媒として、夢を描くことの重要性、アイデアを生む考え方・行動を解き明かす。さらに、人間の欲求の変化が消費構造に与える変化と、今後求められる21世紀型商品の形態を導き出していく。

内 容

【プログラム】
1.企業価値と無形資産の動き
米国のプロパテント政策
日本の知的財産立国の動き
特許出願と技術移転の流れ
トレードシークレットの手法
大学・研究機関の産学連携の現状

2.ヒットの秘密と閃き力
ブラボー思考商品について
D社のサイクロン式掃除機の発想事例
M社の3倍ズームデジカメの発想事例
I社のタンクレストイレの発想事例
アイデア発想の5段階プロセス
常識・固定観念を破る行動
 
3.商品開発とビジネス戦略
経済構造と消費欲求の変化
ソニーのVTR開発における破壊的イノベーション
ソニーの上流設計概念
新しいライフスタイルを描く戦略
ソニーPS3と任天堂Wiiにみる土俵を変える戦略

【時間等】
1~3時間で調整可能
人数の限定はなし
アイデア発想のグループワークを入れた研修も可能(1日型、2日型)

根拠・関連する活動歴

ソニーでの商品企画・開発経験
ソニーでのビジネス戦略経験
オールアバウトでの発明・アイデア発想・新技術サイト編集長の経験
東京工業大学と宇宙航空研究開発機構での産学連携及び知的財産流通の経験

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