提供する価値・伝えたい事
企業の将来に向けた戦略を考えた場合、今後必ず視野に入れておかなければならないことは高齢化という現象と少子化という現象です。また同時に15歳~64歳までの生産年齢が減少していくといことも視野に入れておかなければなりません。65歳以上の人口は今後約10年近く増加続ける一方、総人口、0歳~14歳、15歳~64歳の人口は今後減少の一途をたどって行きます。
これからの事業戦略を考えた場合、絶対無視できない大きなターゲットとなるのは、明らかに高齢者層にあると言えます。そして高齢者層が求めるニーズを考えた場合、誰にも起こる“加齢”という問題に対するニーズを捉えておかなければなりません。そのニーズは“治療”“介護”“暮らし”という3つに括ることができます。
また、これからの高齢者層についての“ライフスタイルの変化”も考えていかなければなりません。現在の高齢者層のイメージはじっと耐え忍ぶというネガティブなイメージがあるものですが、いわゆる戦後の団塊の世代等の老後のライフスタイルのイメージは第2、第3の“人生のスタート”であり、職場という“規制された枠からの開放”を意味し、今までやりたくてもできなかった“夢の実現世代”というポジティブなライフスタイルを求めています。
これらのニーズをどのように捉え、そこからどんな商品が浮かびあがってくるのか、本講座はその辺について具体的な事例等も交えながら、一般事業者はもちろんのこと特に建設業者にとって追い風になると思われる内容について考えてみたいと思います。
内 容
<講演内容>
・シルバービジネスに欠けている盲点とは
・自立⇒要支援⇒要介護⇒ターミナルケア それぞれのニーズを知る
・QOLという必須のコンセプト
・「キュア+ケア+ホーム」という事業概念
・マーケティングマネジメントという不可欠な仕組み
・高齢者専用賃貸住宅(高専賃)という新たな事業分野の登場
<コメント>
・建設業者等への具体的な“新事業分野の提案”として解説します。
・高齢化という問題に欠かせない“医療、介護業界の現場”もお伝えします。
・事業者単体で行うという思考から、“プロジェクトという仕組み造り”の重要性をお伝えします。
・“高齢者住宅事業(高円賃、高優賃、高専賃、適合高専賃等)”について分かりやすく解説します。
<背景>
・急速に進む核家族化
・高齢者の一人暮らし世帯数の急激な増加
平成7年220万世帯⇒平成17年386万世帯(1.7倍増、借家住まい21.1%)
・高齢者入居拒否という賃貸住宅の現状
・施設では暮らしたくない
・ライフスタイルの変化(団塊の世代等老後の生活観の変化⇒積極的な暮らし)
・ノーマライゼーションの理念
・住み慣れた地域で暮らしたい
・なるべく本人らしく暮らしたい
・アワニー原則の必要性・・・町の中心部に全ての施設を集める
・特定養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の圧倒的な不足⇒特養待ち全国38万人
業務外の講師への取次は対応しておりません。