想定する対象者
中小企業経営者・二代目経営者、商工会・商工会議所の経営指導者
税理士・行政書士等の士業者
提供する価値・伝えたい事
勤めていた金融機関が突然破綻し、多くのお客様に迷惑をかけました。本当に困っていたお客様に対して、金融機関の仕事とは別に資金調達のお手伝いをし続けました。
人に良かれと思ってした仕事がいつのまにかノウハウになっていました。
そのノウハウのおかげで今、いろいろなところで仕事をさせていただいています。
「情けは人の為ならず」を地でいってる人間だと自負しております。
以前勤めていた金融機関では、支店の活性化のため、若手経営者や経営者予備軍による「青年会」を組織し、定期的な勉強会や交流会を行っていました。
私は、所属する支店すべてで、事務局として多くの若手経営者や経営者予備軍のサポートを行ってきました。
事務局という立場上、若手経営者や経営者予備軍からの相談を受けることも多く、その問題を解決するためのお手伝いやアドバイスも積極的に行ってまいりました。
そのうちに若手経営者や経営者予備軍の親である先代経営者もしくは現経営者から、「息子(娘)を一人前にするにはどうすればいいか」といった相談や「息子(娘)にうまく会社を継がすためにはどうすればいいか」という相談を受けるようになりました。
親と子、両方から相談を受けるようになったわけです。
5つの支店で延べ200人以上の相談を受け、実際に5件の事業承継のお手伝いをしました。
両者からの相談を通して、二人の間に大きな考え方のギャップがあることに気づきました。
そのギャップを埋めていくことが、二代目経営者が一人前になるためにも、事業承継を成功させる上でも必要不可欠なことであるとわかりました。
そのギャップを埋めることができた親子の事業承継は上手く進みましたし、それができなかった親子の事業承継は時間がかかりました。
勤めていた金融機関が破綻し退職した後、経営コンサルタントとして独立してからも、二代目経営者のための個人教授として多くの2代目のサポートを行ってきました。
それらの経験から、中小企業の事業承継を成功させるためのノウハウを構築することができました。
そのノウハウを、多くの経営者や経営者予備軍に伝えていくことが、私をかわいがってくれた中小企業の社長たちに対しての恩返しだと心の底から思っています。
この講演を通じて、事業承継を円滑に進めるために「現経営者としてどう考えるべきか」「2代目経営者として何を大事にしなければならないのか」「現経営者が陥りがちな失敗は何なのか」「ほとんどの2代目経営者がする過ちを起こさないためには」といった「事業承継を成功させる当事者として」必要な考え方やとるべき行動について気づいてもらい、事業承継の準備に今すぐ具体的に手をつけてもらうことを目的にしています。
内 容
○事業承継が何故子から親へのM&Aなのか
・事業承継における重要な考え方
・親が望む二代目経営者像・子が期待する先代経営者像
・事業承継失敗事例
・先代経営者と二代目経営者の違い
・二代目経営者に必要な考え方
・二代目経営者の悩み
・経営者が持つべき知識と資質
・先代経営者と二代目経営者のよくあるトラブル
・二人の考え方のギャップを埋めるために
○事業承継対策の大切さ
・事業承継の現状
・円滑な事業承継の大切さ
・事業承継を行わないとどうなるか
○中小企業の事業継承に潜む問題点
・同族会社という問題
・きっかけと動機が欠けている問題
・周りから言い出しにくい問題
・何時かは必ず訪れる事業承継問題
・事業承継問題への解決策
○事業継承フローチャート
○事業継承を円滑に進めるためのステップ
・承継方法の決定と計画の立案
・事業承継方法ごとの具体的な対策の実行
○誰に何を相談すべきか
業務外の講師への取次は対応しておりません。