想定する対象者
一般消費者、行政の食・食育担当、商工会、ロータリークラブ、商店街、食にまつわる協会・協同組合、学校など
食育運動の効果的展開、食の問題の把握、地域の活性化等
提供する価値・伝えたい事
スローフード運動は、誰が何を目指して始めたのか。それがなぜ世界200ヶ国にも広がる運動となったのか。その目指すところをわかりやすく説明する。
スローフードはファストフード反対の運動ではない。生産、流通、消費の情報をきちんと知って、美味しい、環境にやさしい、健康にいい、安全・安心な食を選ぶことを奨める運動だ。
安くていい物を欲しがる現代人が有効に質のいいものを食卓に採り入れていくにはどうしたらいいか。食糧危機、食糧争奪が伝えられる今日、スローフード協会が、現代人に提案する食のあり方と、メッセージを、経済や環境など幅広い分野を視野に入れなが提言する。
食は、地域の大切な文化だ。それを戦後、どんどん潰しながら経済発展を日本は遂げてきた。しかし中央に頼る時代は終わった。地方から地域の特色や強みを発信するなかに、食を中心とした文化と、地域・人・環境のつながりを中心に据えることを提言する。
政府の提案だけでは見えてこない具体的な食の実態と、食育の推進の仕方をお教えできます。
内 容
スローフード運動とはイタリア北部のブラという街から起こった食を中心に、人間の生き方そのものを見直していこう、という運動です。
■3つの活動指針■
1.生物多様性を守る
2.味覚教育の推進
3.生産者(producer)と共生産者(co- producer=消費者)をリンクさせる
スローフード運動は、質のいい“食”が持続的に可能なようにと始まった市民運動です。
政府だけでは信用できない! かくしてスローフード運動は、市民の側から、質のいい“食・製品”が
持続的に可能なようにと始まった市民運動です。
質のいい“食” の判断基準が3つあります。
Good(美味しい) 栄養や体のためになる以前に、まず美味しいことが重要です。しかし美味しさにも国や地域で違いがあります。それを認めること。
Clean(クリーンな) 有機農業でも、生態系を壊して農地を開墾したり、廃棄物が多すぎたりしては持続的でなく、健全なシステムではありません。
Fair(公正な)生産者が対価に見合ったまともな利益が得られなければ、持続的な質のいい食とはいえません。
この3点をなるべく均等に目配りしていくと、乱れた食の状況もよくなっていくのでは? という想いがあります。
食のワークショップは、最低2から3時間で、食材を実際に用いながら、スローフード協会の「味覚教育」をその時季に応じて行います。
根拠・関連する活動歴
「スローフードと食育」(日本大学生物資源科学部 平成18年度春季市民講座にて講演)
「国際ポテト年と、ジャガイモクイズ」(東京国際ブックフェア2008にて講演)
「スローフードと現代の“食”」(龍ヶ崎ロータリークラブにて2008年10月例会にて講演)
「スローフードと現代の“食”」(東京都食肉事業協同組合荻窪支部2009年勉強会にて講演)
「親子で見つけよう! ほんとうの味」(杉並区立杉並第四小学校土曜学校における総合講師を、2003年より年2回ずつ計12回にわたり継続中)
業務外の講師への取次は対応しておりません。