想定する対象者
農産物直売所(以下FM)出荷生産者。
FM担当JA職員
FM出荷生産者において、農産物の安全衛生管理に関して確実に履行しているメンバーが存在する反面、意識が希薄なメンバーの存在が確認されています。「食の安全・安心」が叫ばれている中、ひとたび、残留農薬の検出・表示違反、食中毒の発生等のトラブルが発生すると、消費者の信頼を失い、FMの運営を脅かすこととなります。したがって、FMの事業展開上、出荷生産者に対する安全衛生管理にかかわる教育の徹底を図ることが今日的に極めて重要と言えます。
提供する価値・伝えたい事
研修会を通して、「食の安全安心」を確保するために、生産者として留意すべきことへの気づきを促します。
具体的トラブル事例を解説するなかで、「安全衛生管理」の重要性を再認識して頂き、「基本的事項の徹底」にもとづく、生産現場における「安全衛生管理」の確実な履行を確保することを目指します。
内 容
・はじめに
・時代の変化の再認識
・食の安全安心にかかわる最近の状況について
・食に関わる職業の基本的留意事項について
・ 生産現場における留意事項について
(農薬の適正管理・適正使用・生産履歴の記録保管管理・適正表示・衛生管理他)
・農産物直売所現場における留意事項について
(適正表示・適正保管・衛生管理・生産履歴の扱い他)
・消費者を交えたリスクコミュニケーションの展開について
・まとめ
根拠・関連する活動歴
私はJA静岡経済連に37年間勤務し、畜産・企画・広報・情報システム・監査・コンプライアンスリスク管理等の業務にあたりました。
在職中に、コンプライアンスアドバイザー・リスクアドバイザーの資格を取得し、とりわけ「食の安全安心」にかかわるリスク管理業務を得意としております。
現在、ARMS(アカホリリスクマネジメントシステム)代表として、コンプライアンス・リスク管理に関わる講演・研修コンサルティング活動をしております。また、内閣府食品安全委員会全国モニター、静岡市食の安全安心意見交換会委員等として、公の立場でも「食の安全安心」にかかわる業務に携わっております。さらにJA清水の正組合員として、農業にも携わっております。(水稲、野菜園芸)
こうした経験を前提に、講演・研修等にあたらせて頂いております。
業務外の講師への取次は対応しておりません。