シェアリングビジネスについて考える

福田 徹
ふくだとおる

時局・経済

福田 徹
ふくだとおる

経営コンサルタント
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想定する対象者

地方の中小企業経営者
変化が激しくなってきている状況下で、地方の中小企業経営者が、政治や経済情勢を把握する事で、今後の経営に役立てたい。

提供する価値・伝えたい事

シェアリングビジネスというのはどういうものなのか。
シェアとは「おすそわけ」などで古くからある文化の一つ。いまインターネットの普及によって状況が変化し、必要な人と人、人とサービス、人と資金のマッチングを行うサービスが増えている。コラボ消費、ソーシャルレンディング、シェアリングサービスの具体例をご紹介する。

内 容

1.シェアリング・エコノミーが米国、中国、欧米を中心に勃発してきており、日本でも徐々に広がりを見せ始めている。シェアとは、生活全般にわたってヒト、モノ、コトを分け合うこと。以前は、互助や共有として無償で行われてきたが、今では、それが市場を形成してきている。

2.コラボ消費:これまでのような特定の集団の中だけではなく、世界のだれとでもコミュニティーを築き、その中で消費を行う。コラボレートが、前提となり単なる取引だけの関係性ではなく、コミュニケーションが発生することもある。

3.個人間融資(ソーシャル・レンディング)、ソーシャル通貨、クラウドファンディングを利用して、お金をシェアすることができる。「金は天下の回りもの」と言うが、「お金はソーシャル」だ。事業としてのソーシャルレンディングは2005年にイギリスで生まれ、世界に拡大した。いまでは20カ国以上、100社以上に広まり、2015年の市場規模は1千億ドル/年と予測されるまでになっ た。日本におけるソーシャルレンディングの草分けの一つであるAQUSHを参考に。

4.アメリカでは、シェアリング・サービスは一般的なもので、誰もが気軽に利用できる。それをまねて日本でサービスを展開しようとしても文化的な問題があってなかなか受け入れられなかったが、東日本大震災以後、変化のきざしが見え始めた。シェアリングが広まれば、エコになるし人と人がつながる環境が整う。

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