想定する対象者
医療介護福祉に従事する全ての方々
医療介護福祉機関における接遇マナー向上への取り組みは、すでに多くの施設現場で数を重ねて行われていることと思います。そして、意欲を持って接遇マナーの基本を学んだ後、それが実行・継続できて初めて身に付いたと言えます。しかしながら、接遇研修に終わりはなく、スタッフの入れ替わりのたびに出来ていないところが目につき頭を悩ましている接遇委員会の方々も多くいらっしゃることでしょう。これからの医療介護福祉の分野では、接遇マナーにとどまらず、職員の人間性や人格を高めることが大切になってきます。医療介護福祉の世界では、人の温もり・あたたかさが感じられる施設に患者・利用者さんが集まっているからです。
提供する価値・伝えたい事
当研修では、従来の接遇マナーの考え方を一歩進めて、思いやりの心をより丁寧に、分かりやすく患者・利用者さんに伝えるにはどのような方法があるか、どんな点に注意すればいいのか、等々を事例に基づいてお伝えします。日々の業務と時間に追われて忙しく動き回る中で、ともすれば忘れてしまいがちな「思いやりの心」。医療介護者の誰もが持っている「思いやりの心」を、もう一度原点に返って思い出し、その心のあらわし方に磨きをかけるためのコミュニケーション力UPのポイントも分かりやすくお話します。薬剤師としての長年の医療現場での経験に基づき、多職種が混在する医療介護福祉の現場におけるスタッフの心理的背景もくみとりながら丁寧にお話いたします。ご要望により時間・内容のアレンジは可能です。
内 容
①接遇マナーの基本
・患者・利用者さんが医療介護福祉施設に求めていること
・挨拶から始める心の身だしなみ
②職場コミュニケーションと接遇の関係
・職場コミュニケーションと職場文化
・価値観の違いを認識する
・信頼関係を高めるコミュニケーションスキル
③思いやりの心のあらわし方
・思いやりの心を可視化する方法
・患者・利用者さんの気持ちを想像する
・安心安全の基礎となる上級コミュニケーション
業務外の講師への取次は対応しておりません。