想定する対象者
近年の児童虐待の実態を見て、親子の関係や家庭の在り方など憂慮すべき状態が見受けられます。20年間のカウンセリング現場から見た、家庭のあるべき姿をもう一度見直し考えてみる機会を提供いたします。さらに、反抗期を迎えようとする子供を、どのように理解しどう接して行くかを具体的に示して納得いただきたいと思います。
「家庭に笑顔が出てきたら不登校の子供が学校へ行きだした。」というぐらい、親子関係の在り方を社会教育学的・生涯学習の見地からお話を聴いていただきます。そして、親は子供のカウンセラーとしてのマインドを持ち楽しい子育てを心がけていただこうと考えて講演を行っています。
親の価値観で子供に「指示」「禁止」「命令」を発して育てているのが現状のようです。朝「早く起きなさい」から「洗面の事」「着替えの事」、「朝食」のこと、「学校へ登校」の事。帰宅すれば「着替えのこと」「宿題」、「入浴」「テレビ」「就寝」のことまで、子供に言っているようです。
したがって、子供は、誰かに言われないと行動できない「指示待ち症候群」になっているような現状を憂いています。
そこで、物事や人様のお話など、聴いて見て「考えて」「判断して」「行動する」自主性主体性のある子育て、親の接し方を、今までの講演でも具体的に申し上げて理解をいただき好評をいただいてきました。
提供する価値・伝えたい事
・子供の声を聴いていただきます。
・自己肯定感と豊かな心
・思春期を理解する
・親のとるべき態度と家庭における親の役割
・子供の話を聴くということ
・親のメンタルヘルス
・親も地域も「笑いはこころのビタミン剤}
・リラクゼーションで明るい人生
以上の内容を楽しい雰囲気の中で、少しのエクササイズも取り入れて皆様にお伝えしたいと考えています。
内 容
講演会の、内容の項目を記入します。
こどもの自立を支えよう
~親としての自分を振りかえる~
1 ごあいさつ 挨 ― 押し開く 拶 ― 近づく、迫る
2 五感によす認知力
3 視覚認知の不確実さ
4 「良い親度」チェック
5 こどもの自立を支えるために
(1) 成長過程に必要な発達課題
① 乳児期(0~誕生日)~母子相互作用による「信頼感」の形成
②幼児期(1歳~入学)~何でも自分でやろうとする「自立感」
・成功体験=小児万能感(わがまま、自己中心的、感情的、)
・失敗体験=自分自身が身を持って学ぶチャンス。(いたい、悔し い、熱い、悲しい、泣きたいなど。
自己検討能力がつく~自立心がつく
思いやりのある意志の強い、分別のある人間。太く大 い
・喪失体験=死の看取り、ペットの死、花がしおれるなど
悲しみ、苦しみ、かわいそう、大切さ、情動作用
(2) 家庭とは どういう所?
(3) 「いい親」は子供をダメにする?
①良かれと思っての子育て=起床から就寝まで
②子供の人権=見て、考えて、判断して、行動するように丁寧に。
③指示待ち症候群
④「いい親」は、子供の失敗を許さない(親の失敗?)
(4) こどもとの関わり方
①指示・禁止・命令について
②「信頼」「尊重」「人格」を認める。
・子供の主体性を保証する ・「選択」と「判断」を子供に任せる。
③ 「日課」を子供に作らせる。
④ 「叱る」ということ。「ほめる」ということ。
⑤ 「気持ち」に共感する
⑥ スキンシップ(身体での甘え)を受け入れる。
(5) 子供の「サイン」を見とる=「チック」
6 自分を好きですか? ゆっくり心・気持ちを伝える。
7 「こころ」の持ち方とリラクザサイズ(呼吸法・空間感覚練習)
~子供は、親の言うとおりにはならないが、親のするとおりにする。~
根拠・関連する活動歴
行政機関の「福祉事務所」勤務で、ケースワーカーの経験があり、青少年補導センターでセンター長を体験しました。自身生活保護制度の恩恵を受けて思春期を過ごしたこともあり、実体験の中で思春期の青年の理解を深める緊要性を痛感しました。
平成5年から21年間、心理相談員やカウンセリングの場で親の指示禁止命令が子供に与える影響などを見聞する時、「大人が変われば子供も変わる」その実践を行って来ました。
こころの健康づくり講演は、584回を数えています。良い親子関係の中での健全育成に力を尽くしたいと考えています。
業務外の講師への取次は対応しておりません。