想定する対象者
医師・看護師・客室乗務員などの職業の方々は、お客様の感情を大切に誠意をもって受け止め、それに合った接遇処遇をなさっていらっしゃいます。仮に、入院患者様がお誕生日であれば「お誕生日おめでとうございます」とお声をかけ、隣の入院患者様がご逝去されたばかりであれば、その場にあったご挨拶と仕草を心がけて対応されています。このように、自分の感情とは全く違ってもその都度違った対応をすることによって、自分の感情そのものが見えなくなり、強いストレスとなりいろいろなストレス反応があらわれてきます。特に、職場内でのパワーハラスメントやモラルハラスメントが課題となっています。そのための根本的解決を図るものです。
病院勤務者間の人間関係からくるトラブルとともに、来院者・入院患者との関係が険悪な状態になり、再来患者の減少や新規採用者の離職者が多くなっている傾向にある。
そのことが、事業所の存亡に繋がったり、医療勤務者の減少に伴う過重労働を強いる結果となっている現状にあるのではないでしょうか。
職場の人間関係と職種間の信頼関係および、明るい職場作りは欠かせない課題だと信じます。徳島の医療関係者の研修会での経験と、間もなく570回を数える講演実績を踏まえ、この課題を克服する実践につなげていただきたい。
提供する価値・伝えたい事
1 メンタルへルス近年の動向の全般的なことの理解を得る。
2 心の健康づくりの実際を、具体的に知っていただきます。
3 感情労働と医療労働者の実態の把握とその現状を理解する。
4 感情労働者の心の健康づくりの対処法と根本法を学ぶ。
5 カウンセリング マインドの基本の習得とカウンセラーの絶対的 3条件を学び取りカウンセリング スキルを現場での人間関係改善 に役立てる。
6 体 験 実 習
7 ストレスのセルフケア法を実際に体験し自らの予防法とするとと もに、ピアストレスケアにも役立てる。
7 リラクザ サイズ(リラクゼーションエクササイズ)を習得し、 今からの感情セルフコントロールに活用する。
内 容
この内容は、徳島県医療関係者研修会での講演内容ですが、、ご希望内容項目などありましたら臨機応変に対応いたします。
1 メンタルへルス近年の動向
(1) ストレスと労災認定
(2) 自殺者数の推移
(3) 事業主責任と実行責任者(最高裁判例)
2 心の健康づくりの実際
(1)フィジカルヘルスとメンタルヘルス
(2)ストレスとは
(3)ストレッサーの種類
(4)ストレスを感じやすい人とストレス反応
(5) ストレス自己診断(反応に気づく)
3 感情労働と医療労働者
(1) 感情労働とは
(2) 感情労働者
(3) 感情管理
(4) 感情解離や心的感情麻痺
(5) その後の変異
4 感情労働者の心の健康づくり
(1) 感情的交流の促進:エンカウンターの開催
(2) 「ピアカウンセリング」の取り組み
5 カウンセリング マインド
(1) かウンセリングとは
(2) 基本的人間観
(3) カウンセリングについての考え方
(4)カウンセラーの態度
6 カウンセラーの絶対的3条件
7 カウンセリング スキル
(1) 傾聴(リスニング)
ア 基本原則
イ 積極的傾聴の効用
(2)無条件の肯定的配慮(受容)
ア 単純な受容
・ 3っつポイント
・ 非言語的受容
イ 内容の繰返し(再陳述)
ウ 感情の反映・明確化、情報の提供、感情の表明など
6 体 験 実 習
(1) 傾聴訓練
(2) 目かくし誘導
(3) 6人交互対話
(4)「親」を知る
5 「こころの風邪」予防法
(1)私の「心身症」予防法
(2) STRESS予防法
(3) ストレスコーピング
(4) 幸福をよぶ心のもち方
(5) 短所も長所に
7 リラクザ サイズ(リラクゼーションエクササイズ)
(1) 動的リラクゼーション
(2) 静的リラクゼーション
(4)メンタル リラクゼーション
8 お し ま い
業務外の講師への取次は対応しておりません。