本気になるということ

喜多徹人
きたてつと

教育・青少年育成

喜多徹人
きたてつと

学校法人神戸セミナー 校長 日本ブリーフサイコセラピー学会 理事
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提供する価値・伝えたい事

目標を決める時に「可能性」を先に考えてはいけない。

可能性を考えると高い目標は達成できない。

可能性は具体的な目標を決めて、それに向かって行動を始めたら少しずつ上がっていくものだ。それまでは可能性は0%だ。

小学生は無邪気に「プロ野球選手」「Jリーガー」などと口に出す。
中学生になると可能性を考えてしまい諦めてしまうことが多い。

もったいない!大人の残念な部分をマネしてはいけない。

周りの大人に反対されるくらいがいいのだ。

自分で目標を決めて、言われなくてもそれを目指して行動できれば本当の「大人」である。

諦めずにチャレンジしてみないか。
難しい目標は簡単ではない。チャレンジである。勝負である。

勝負に勝てればもちろんいい。しかし負けてもいいのだ。
勝負を避けるより、勝負したことが良いことなのだ。
その方が自分自身が成長するのだ。中学生活が充実するのだ。

内 容

講師が、中学の時に野球部の監督から「高校で硬式野球部に入ってもついていけないからやめておけ」と言われた。
しかしそれを無視して野球部に入った。技術を教えてもらったので上手くなり高2でベンチ入りできて嬉しかった。
高2の夏の大会は優勝候補の一角と言われながら1回戦コールド負けした。自分の出場機会はなかった。落ち込んでやる気をなくして野球部を辞めたいと監督に言った。
監督から「やめたい理由はなんだ?」と聞かれた。
「可能性が低いからと思って夢をあきらめる」「しんどい練習から逃げたい」と言うことに気付いた。それでは後悔する。高校生活そのものが充実しなくなると気付いた。
よく考えると、家で素振りをしていない。自分は本気で甲子園を目指す野球部員ではない、と思った。
しんどい練習はイヤだと思っていた。監督や先輩に言われるからイヤイヤ練習していた。
だから家で素振りをしていなかった。そんな人間は甲子園に絶対に出られない。可能性は0%である。

きょうから毎日、必ず200本の素振りをしよう。甲子園に出場する可能性を0%から3%くらいに上げてみよう。200本の素振りを全て全力で振れば、1日に0.01%くらいは上がるのではないか。と考えた。

翌日から「しんどい練習」が「夢をかなえるための練習」となりグランドの景色が変わった。「勝つための練習」を自分で考えるようになった。
素振りをするときも、200本のうちの20本は優勝候補NO1のエースのフォームを思い浮かべ、「大事な場面で必ず自分が打つんだ!」とイメージしながらフルスイングした。

迎えた3年の夏の大会は、滋賀県予選で全試合で3塁打を打ち、18打数10安打、3塁打6本、2塁打1本で滋賀大会で優勝し甲子園に出場できた。

結果はたまたまだ。運もあった。とにかく高2の時に野球部を辞めなくて良かったと思っている。

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