想定する対象者
接客態度が、お客様商売では最も大切な要件です。そして、そのことは医療関係事業所・病院・薬局に係わらず、その存亡にもかかわってくることです。
特に、その接遇は態度や言葉遣いはもちろん大切な要件ではありますが、それは技術的な面よりもハートの面つまり、お相手に温かく誠意のある親切で心地のいい印象を与えることが極めて緊要な要件になります。そのことが、牽いてはお客様の拡大と再来に繋がるものです。
その意味で、受講者は、新人の方が初期の段階で身に着けることは、極めて意義のあることであると思いますし、経験者もスキルアップには極めて有意義なものだあります。
あらゆる接客を主とする業種で求められることですが、心のこもったおもてなしや接遇技術・接遇態度は工夫を凝らして行われたり、その道の研修で行われておりますが、その場しのぎの単発的なものであるといわなければなりません。つまり、お客様がその時満足すれば良しとするようなものであるように感じております。この現状に対して、
そうではなくて、お客様を受け入れる側の磨き抜かれた温かい接客態度。洗練された真心のこもったおもてなし。そして、好感が持たれ心に響く接待が求められる課題だと信じます。
提供する価値・伝えたい事
私は、心理相談員やカウンセリング、生涯学習指導員として過去21年間、青森から宮崎の地までの会場で、586回(’14年2月末)の講演活動を行ってきています。
特に、こころの健康づくり、メンタルヘルスが主なテーマですが、何と言ってもあらゆる会場で申し上げることは、特に、お客様相手の職業と言われる客室乗務員や病院・医院職員、介護職場の従事者は、みづからの内面の充実を図り、カウンセリングマインドによる接客姿勢を強調してまいっております。
つまり、心からの信頼関係の中で培われた人と人との交流が大切であり、お客様のこころの内をありのままで受け止めて、そのすべてを受容する。その時お客様は、接客者の温かさと誠実さを感じ強い信頼関係が気づかれるのであります。そのことが、お客様の再来に繋がり、ご商売の繁栄につながること請け合いであります。
社会教育の場や医療関係職場研修会、介護職場でのそれでは「人の温かさを身をもって感じた」とか、「人と人とはあったかい関係なんだ」と言って、涙する方もありました。
それらのスキルを、実技指導も含めてお伝えしたいものと考えています。
内 容
1 ヒューマンリレーション体験(こころのふれ愛エクササイズ)
◎ 目 的 ・心の触れ合いを通して、相手を鏡に自分を知る
・自己開示による自己理解、他者理解で信頼に満ちた 人間関係作り
◎ 心がけ ・自分から進んでやろうとする心がけが大切
2 エクササイズの体験
(1) そぞろ歩き
(2) 握手によるスキンシップ
① 握手の持つ意味
② 10人の方と握手
(3) SK法(社会教育)=信頼関係、自己開示、自己理解
① 盲目の出会い
② ハンド マッサージ
③ ペアーウォーク
(4)「きく」事の大切さ
①「きく」いろいろ
・聞く(Hearing) ・訊く(Ask) ・聴く(Listening)
② 対話機能効果
(5)「話す」(放す)事の大切さ
① 自己開示(ジョハリの窓)
② ペアーの語らい
・聴く3要素=うなずき、視線、相槌
・印象交換~今、感じ・思っている事をあるがままに言語表現す る。
③ 他者紹介(4人グループ)
・印象交換~フィードバック
3 良い人間関係作りのために
(1)挨拶励行 ~ 挨=押し開く。 拶=近ずく・迫る
(2)心の健康を保つ (心の持ち方)
(3)自分との付き合い学(メンタルヘルス セルフケア)
① ストレスコーピング
② 人は人、自分は自分(自己表現・自己主張の中の共生・協調)
③ 自動思考の改善(短所も長所に、)
④ ストレスとの上手な付き合い方(80%人生)
⑤ 自己変革 ~ 人生 変容できるもの(過去と他人は変えら れない)
4 心の休養(リラクザサイズ)
(1) 呼吸法 (2) 自律訓練法(空間感覚練習)
5 おしまい
業務外の講師への取次は対応しておりません。