介護する人 される人 心の橋渡し 
~私は病気の〇〇さんではありません~

岩崎順子
いわさきじゅんこ

福祉・介護

岩崎順子
いわさきじゅんこ

いのちの講演家 (公財)和歌山県人権啓発センター登録講師
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想定する対象者

介護職の方
医療 看護にかかわる方
ご家族を介護されている方

大人ならどなたでも
若い方から 高齢者のかたまで幅広く
介護施設の新人職員様の研修
中堅職員様の研修
施設運営者様の研修

提供する価値・伝えたい事

一人で抱え込まないで 

○ ご家族は悩んでいたことを不安に思っていたことを医療従事者の方々に聴いてもらえる。聴いてもらえることによって、心に少しでも余裕ができる。

○ 家族間の張り詰めた空気を和ませてくれる。

ご家族が、介護から少しでも離れ、自分の時間を持つことが出来ることによって自分自身をリフレッシュでき、元気を取り戻すことができる。

医療従事者の方達から労いの言葉を掛けてもらえると、家族の心はほっとします。また、次の力が湧いてきます。
そこには、信頼関係が大きく左右すると思います。


誰もが病気をしたくない、健康でいたい。 
周りに迷惑を掛けたくない。
そう思われるのではないでしょうか。
でも、病気の方を通して、大切なことを教わっているように思います。
認知症の場合。本人の姿や行動、言動がすっかり変わってしまうとき家族は
「力強く厳格だった父がなぜ?」「とっても優しかった母がなぜ?このような姿に
・・・まるで、人が変わってしまったようだ」と戸惑います。
それが、大切な方であればなおさらだと思います。病気で人が変わったようになってしまう。目に映る姿はたとえ変わっても、病気の向こう側には元気な頃と変わることのないその方の心が存在します。

どんな姿になっても最後まで、人は生きることに意味があること、生かされていることを痛んだ身体を使って見せてくれているように思います。

○ 病気の症状だけを見るのではなく、病気の向こう側、見える姿の向こう側にあるその人の心をみていく。
○ 今は、認知症になっているけれど、その方々も赤ちゃんの頃があり子どもの頃があり、若くて輝いていた時代がある。
○ ありのままを認められなければ、誰もがつらいです。

看護の学校に講演に行くことが多いのですが、学生さんが、病院に実際に研修に行くと
○ 患者さんの気持ちがわからない。
○ 役に立つことのできない
○ そういう自分に落ち込む
どうしたら、いいですかと、学生さんから よく聞かれます。

生きた年数も違う、経験してきたことも違う、近くにいる家族さえもわからないのに、気持ちがわからないのは当たり前だと思います。患者さんは、すべてわかってほしいとは思っていないと思います。自分のつらい気持ちに、不安な気持ちに寄り添ってくれる人を求めているのではないでしょうか。わかろうとしてくれるその姿にご本人やご家族は安心感をいだくのだと思います。
○ 不安をはき出せる人
○ ほっとできる人
○ 安心して話ができる人
○ 心の声に耳を傾けてくれる人
○ 批判せずに聴いてくれる人
○ 空気を和らげてくれる人  が、いてくれることは、ご本人やご家族にとって大きな救いとなり信頼関係がうまれると思います。

人に迷惑をかけるのはいやだとおっしゃる方がいますが、誰もがもう十分誰かに迷惑を掛けながら生きてきています。それよりは、「迷惑も掛けるけれど、頼むね。その代り、あなたが辛いときに、力になりたい」と支えられたり、支えたりできる関係がある世の中の方が、心がゆったりしませんか?

弱いからこそ、人の温かさに気がつく。 
小さいからこそ、優しくなれる。
弱いより強いほうがいいと言われます。小さいより大きい方がいいと言われます。
でも、人の心の温かさ感じることが出来るための 弱さや小ささを誰もが与えてもらっているのかも知れません。そう思うと、弱さも小ささもとっても素敵なこと。

そして、本当は弱いも強いも大きいも小さいも、自分が勝手に決めているものさし。
本当は、強いも弱いも 大きい小さいもないのだと思います。
 
どのような姿に見えたとしても、認知症の向う側にある変わらない心。
介護は大変です。辛い思いを一人で抱え込まないで、誰かに気持ちを話してみてください。同じように介護で苦しんでいる方と話をすることによって、気持ちが楽になることもあると思います。

内 容

本人や御家族へのサポート

家族が病気になったとき、心に余裕がなくなり、自分自身の心すら見失ってしまうことがあります。ストレスが溜まると、家族間でぎくしゃくして心が、がんじがらめになってしまうことがあります。

認知症のかたの場合は、その人への虐待になってしまうこともあります。
同じ事柄が起こっても、心に余裕があるときは優しく接することができるし、余裕がないときには辛い形になってしまいます。

気持ちを吐き出すことができる、ご家族だけで抱え込んでしまわずに、他の方々の力を借りるということはとても大切なことだと思います。

お医者さん、看護師さん、ケアマネさん、ヘルパーさん、理学療法士さん、作業療法士さん、職員さん達の存在がとても重要です。

60代の男性が 認知症の90代のお母様を見送っていくときの 心の動き 関わり などを通してメッセージを伝えます

ある女性のエピソード

手紙という歌を通して 病気のかたの立場からのメッセージ

専門職の方が多いとき
介護中のご家族が多いとき
その会場に応じて内容を臨機応変にしていきます

根拠・関連する活動歴

ふれあい人権フェスタ 介護特別講演でこのタイトルでお話しました

社会福祉協議会
介護施設の新人職員さんの研修 中堅職員さんの研修

社会福祉法人 みどり会職員様研修と何度もさせてもらっています

〇 人権フェスタにお越しいただいた方からの感想

岩崎順子さんの講演に感動しました。いっぱいいっぱい心が軽くなってきました

とても勉強にもなりました。たくさん素敵な言葉などメモさせて頂きました
ファンが増える理由が、またわかった気がします。岩崎順子さんが感動しているからこそ、そしてなによりも、橋渡しに役立ちたいとの思いがあるから、さらに、地道な努力があるからこそ、ありのままに話せるのだと感動しております。なによりも、講師と聴衆の心の対話が幾重にも繰り広げられていることを会場のムードからも感じました。素晴らしいです。

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