想定する対象者
多くの仕事、複雑な仕事や責任」を抱えた上に、人間関係等で気疲れが多い経営者や中間管理職が対象である。
心身の疲労を抱えながら、疲れやストレスを解消できずに半健康状態とな、り心身の病気の予備軍となっている方たちを受講者として想定している。
提供する価値・伝えたい事
心身の疲労は人により耐性は違うものの、一定の限界をこえると、身体が何らかのサインを出して休息を求めてくるものである。しかしながら多くの場合、自分の身体から発せられるメッセージを読み取れず、病気となったり、注意力低下から仕事上のミスを生じたりしている。
また、疲れがたまっている時にそれを短期間で解消させる有効な方法を誰もが持っているわけではない。
ストレスチェックが、そうした潜在的なストレスによる損害を軽減させる可能性があり、その後の対応も大切であることを理解していただく。
自分の身体とうまく対話して、短時間で疲労を取り去り、またストレス耐性の高い心身にする技法を紹介・指導していきたい。
内 容
ストレスの概要を説明し、ストレスチェックの持つ意味、その後の企業側の対応について説明する。
そして、ストレス耐性を高める方法について説明する。
中心となる技法は自律訓練法と気功である。いずれも心身の両面に働きかける効果を持ち、身体を休息モードにして回復を早め、また、心身を強化する効果がある。
まず、リラクゼーションの持つ意味を説明し、様々なストレス疲労は筋緊張を伴い、ひいては血行不良、易疲労性、慢性疲労へとつながることを理解していただく。
その後、精神的側面からアプローチする自律訓練法を体験して頂き、心が身体に働きかける作用と効果を体験して頂く。また、心身両面から働きかける気功を体験して頂き、自分の心身をコントロールすることの難しさと、その意義を説明・実践して頂く。
最終的には、心身の適切な緊張感とリラックスのもたらす効果を理解していただき、日常生活で少しずつ実践・習得して頂く方向で講義・研修を進めていく。
根拠・関連する活動歴
太極拳・気功指導を30年やっており、その間様々な生徒さんにいくつかのアプローチで技術指導をしてきました。メンタルとフィジカルの密接な結びつきは一般の方の想像以上のものがあると経験しています。
また、仕事として、病院の理学療法室でリハビリの仕事を行い、現在は鍼灸整骨院を開業しています。当院は自律神経失調症やうつの患者さんも多いのですが、そうした患者さんは例外なく硬い筋肉になっており、それを改善することが症状を改善する方法の1つでもあります。
鍼灸は外からの働きかけで、心身の状態を変えるのですが。気功や自律訓練法は患者さん自身の力で治癒力を上げていく働きがあります。治療の一環で気功や自律訓練も取り入れており、効果が出ています。
業務外の講師への取次は対応しておりません。