想定する対象者
・労働組合 組合役員の方々(職場委員、分会長、職場代表・・・など代議員の皆さん)
・企業で「働き方改革」を推進されていらっしゃる責任者・担当者の方
・人事部の方
提供する価値・伝えたい事
一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジとして掲げられた「働き方改革」。
一方で、厚生労働省は、「女性も男性も、高齢者も若者も、障害や難病のある方も、一人ひとりのニーズにあった、納得のいく働き方を実現するため、『働き方改革』の実現に向けて取組を進めていく」としており、「働き方改革」とは、ダイバーシティの延長なのか、具体的なゴールはどこにあるのか、実態がつかめないし、何をしていいのかわからない、というたくさんの声をお聴きしております。
では、職場における本質的な問題点は何なのでしょうか?
メンタルダウンする人が増加し、求人倍率は高止まりしているのに離職率が高く、モチベーションは低く、生産性も向上しない。日本における大多数の企業が抱えている悩みだと思います。これらの課題の本質は、「孤独」なのです。
女性も男性も、高齢者も若者も、障害や難病のある方も。
「自分のことをわかってもらない」
「理解してもらえない」
「必要としてもらえない」
「仲間として認めてもらえていない」
このような精神的な孤独がこそ、モチベーションの低下を招き、やりがい・働きがいを感じられない雰囲気を創り、メンタルダウンが発生し、生産性・業績が低迷し、企業全体の活力が失われていく結果になるのです。
時短の取組みも大切です。
健康面を考えても、過度な長時間労働は抑制されるべきです。でも、時間を忘れて没頭するくらい楽しいと思える、誰かに必要とされる仕事。
大切な仲間と何かを達成することの喜び。
お客様や上司部下同僚、そして大切な家族に対し、「少しでも役に立つことができた」という貢献感。
こうした人間本来の欲求を無視した施策は、確実に逆効果となります。
いろんな立場・環境の人が働ける制度・システムを構築することも大切です。しかし、そのシステムや制度は、働く人々の表面的な声ではなく、心の奥底にある本当の声に耳を傾けて設計しないことには、何の機能もしないのです。
こうした本質的な部分を改善していかなければ、組織は活性化することはありません。だからこそ、真の働き方改革、ココロの働き方改革が求められるのです。
内 容
【ココロの働き方改革~第一章~】
※90分~120分の講演スタイル例
研修Ver(1日~5日)の詳細については別途お問い合わせください。
①時短だけではモチベーションはあがらない!
国が進める「働き方改革」の号令のもと、労働時間の短縮に注目が集まっています。
もちろん、過度の長時間労働は抑制されるべきですが、時短だけではモチベーションはあがらない、ということを、現場のビジネスパーソンはよくご存じのはずなのです。
人間のモチベーションはどのような仕組みになっているのか。
ココロのエネルギーを高めるためにはどうすればよいのか。
明快なモチベーション理論とともに学んでいきます。
②貢献感~ビジネスパーソンが働きがい・やりがいを感じるためには~
アドラー心理学で有名になりましたが、人間が幸せを感じるために「貢献感」は非常に大切になってきます。
特に現代日本においては、
「自分の仕事は、誰かの役に立った。自分は必要とされている存在なんだ!」
「自分の仕事は、誰かに喜んでもらえた。自分は意味のある存在なんだ!」
と感じられることが、「働きがい・やりがい」に直結し、ひいては、労働生産性・業績の向上にもつながっていくのです。
「貢献感」を感じられるようになるためにはどうすればよいのか。人間の欲求をベースに、学んでいきます。
③あなたが嫌われる唯一の理由~ビジネスパーソンを孤独から救うコミュニケ―ションとは~
あなたが部下や後輩のことを想い、良かれとおもってやっているコミュニケーションが、実は部下後輩の孤独を創りだし、モチベーションを奪っているのかもしれません。
大好評のワークを通じ、無意識に自分がやってしまうコミュニケーションのスタイルに気づき、修正していくプログラムです。
④~ココロの働き方改革ファーストステップ~
周囲の人を笑顔にして、自分自身も幸せになる。成幸者になるために必要な1分間の奇跡
理想を掲げ、大きなことを成し遂げることも大切です。
ただ、最も重要なことは、「いかにして『第一歩』を踏み出すか」ということなのです。
周囲の人を笑顔にして自分自身も幸せになる「成幸者」になるために必要なたった1分のコミュニケーション「1分間の奇跡」をお伝えします。
根拠・関連する活動歴
大手信託銀行の労働組合中央執行委員長として。
一人の心理カウンセラーとして。
多くのビジネスパーソンの方々の心に寄り添い、向き合ってきました。
その活動の中で、表面的な主張・不満の裏側に隠された、深い悩み・孤独の辛さを聴くことができたのです。
表面的な言葉だけを聞いて会社の施策を講じても、当然、現場のビジネスパーソンのニーズとは異なるものとなってしまいます。
上っ面の課題を取り上げて「働き方改革」を掲げても、現場のビジネスパーソンの心はどんどん離れていってしまうのです。
働くビジネスパーソンの心の奥底をわかろうとすることこそが、会社を正しい方向に導いていくのだということを、数多くの経験の中で実感いたしました。
その経験をお伝えできればと思います。
業務外の講師への取次は対応しておりません。