更年期について話そう
ついにその日がやってきた!

小島慶子
こじまけいこ

メンタルヘルス

小島慶子
こじまけいこ

エッセイスト 東京大学大学院情報学環客員研究員
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提供する価値・伝えたい事

更年期は今や、大きな社会課題。
女性も男性も、仕事や子育ての責任が重くなる時期に、体の大きな変化を迎えます。中には仕事を休む人や、辞めざるを得なくなる人も。性ホルモンに関する話だから、老化の話だから、人に⾔うのが恥ずかしい… と一人で抱え込むと、不調を悪化させてしまいかねません。早めに医師に相談して、同じ悩みを持つ仲間と繋がることが大切です。

私も47歳の時に、それまで経験したことのない色々な不調に見舞われました。しばらく一人で悩んだ末にかかりつけの婦人科医に相談する と、女性ホルモンが減り始めていることが判明。「おお、これが噂の更年期!ついにその⽇がやってきたか」と思いました。今は、先生に相談しながら更年期症状を和らげる治療を受け、変化する体とうまく付き合いながら生活しています。

実は30代の頃に、ある決意をしました。当時は、テレビで女性の更年期が笑いのネタにされていました。女性出演者を揶揄ったり、中年女性が自虐で笑いをとったり。でも私は、大事な大事な体の話をそんなふうにバカにする風潮を変えたいと思いました。だから自分がその時を迎えたら、ちゃんと真面目に話そう!と思っていたのです。

それから15年ほど経って私が更年期を迎えた今では、真面目にオープンに語る場が増えてきました。職場での対応も始まっています。女性も男性も、年齢とともに体が変化します。変化に気づき、医師とつなが り、更年期を生きる自分を受け⼊れる。更年期を自然なこととして安心して語り合えるようにしたいですね。私の体験をお話しし、悩んでいる人には決して一人ではないと知って欲しいです。

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