想定する対象者
認知行動療法はうつ病や不安症の予防、治療、再発防止に有効性が証明されている心理療法である。落ち込みや不安を抱えると人は、活動が抑制されて、生産性が落ちてしまいます。人生を意欲的に生きていきたい方、人間関係で悩んでいる方、人生全般の質を高めたい方におすすめです。したがって、想定する受講者は、子どもから高齢者までが対象です。
提供する価値・伝えたい事
自分を認めてくれない上司、思い通りにならない部下、あるいは子どもたち、要求ばかりしてくる妻、通勤電車の中の腹立たしい人たちなど、人は自分以外に問題の所在を認めがちです。しかし、人がコントロールできるのは、自分の考え方(認知)と行動です。コントロールが難しい自分以外に変化を期待すると失望する機会が増え、高ストレス状態になります。認知行動療法は、変えることが出来る自分の認知と行動に焦点を当てた心理療法です。この技法と理論を学ぶことで驚くほど、あなたを取り巻く状況は変わるのです。
内 容
①心理教育:認知行動療法とは何か、概略、実践例と有効性のメカニズムについて体験的に理解していただきます。
②実践編:実際に参加者に認知行動療法を体験していただきます。問題の特定と適応的な認知(考え方、イメージ)と行動の実践法を学びます。
③日常生活に学んだスキルを組み込む仕掛けづくり
このように、認知行動療法を「知る」、「できるようになる」、「日常生活の中で実践する」この3段階で身に着けます。特に③が大切です。認知行動療法が効かないと言われる方の多くが③で失敗しています。これでは、「車を修理するためにカーショップへ行き、道具や部品を買って、それらを全部、レジへ置いてくるようなもので、車は修理できません」」 「」の部分をメタファー(隠喩)といいます。講座のなかでこのようなメタファーを多く使い、わかりやすく解説します。
根拠・関連する活動歴
勤務する精神科クリニックのデイケアで毎週1回、1時間の認知行動療法に基づいたリワークプログラムを10年間担当している。
業務外の講師への取次は対応しておりません。