想定する対象者
経営者、管理職、一般社員・職員、あらゆる方に効果的です
提供する価値・伝えたい事
ファシリテーションとはリーダーシップスキルの一種です。ファシリテーターと言うと単なる会議の司会者だと勘違いされている方も多いようですが、実際には面白い番組を作るプロデューサーや監督のようなもので、参加者一人一人の意見を出させて、一定時間以内に創造的なアイデアや解決案を皆でまとめることを助ける役割をつかさどります。
講師が勤務していたソニーは個々に非常に優れた能力を持っていてもそれぞれ主張が強くなかなか意見がまとまらずに2010年以降から数年に亘って不振期を迎えていました。その中で必要に迫られて学び、実践してきましたが、皮肉にも特に効果が発揮できたのは、ドイツ系の大手医薬・化学メーカー、米国系の石油化学メーカーの経営に携わっていた頃でした。ファシリテーションスキルをマスターすると、仲間をまとめる、独創的なアイデアを導き出す、リーダーシップが付く、そしてそのスキルは国境をまたいで強力な武器になります。ファシリテーション技術を身につけることで受講者がよりキャリアアップしていかれることを期待しております。
内 容
研修目的:
チームの意見をミーティングの場において、いままで以上に引き出し、しかも時間内に、より良いアイデアや解決策を見つけ、チーム全員に合意を取れるようにします。リーダーシップの強力な武器として受講者の付加価値を上げることを目標とします。
研修プロセス;
1)グループに分かれていただき、講師が用意した解決課題を、何の条件もつけずに議論していただきます。それによって、いまの自分たちのファシリテーション能力がどのレベルにあるかを体験していただきます。
2)ファシリテーション理論といくつかのルールをご説明します。この説明をする際は、一方通行ではなく、極力受講者との質疑応答をしながら、双方向の研修スタイルを取ることで、講師の説明が分かり易く理解できます。
3)講師が説明したルールを用いながら、役割分担を行い、規定の時間以内に次の解決課題を議論し結論を出していただきます。 人数・時間によっては、Aグループの議論をBグループの議論を見て、お互いの進め方の良いところ、悪いところを評価してもらいます。
4)講師から各グループの評価をフィードバックさせていただきます。そのアドバイスを受けた後で、今度はグループ編成を変えて、最後の解決課題を議論していただきます。
最初のグループ議論と比較して、各段に効率よく、より多くのクリエイティブなアイデアが出ていることを実感していただいた上で、講師が全体を通してまとめ、終了します。
根拠・関連する活動歴
ソニー(株)で働いていた時に合わせて10年近く、イギリス、中国に駐在し、その間東ヨーロッパ15カ国、東アジア10カ国の社内外の人々と共に働いてきました。
その後も経営者としてドイツ系メーカー、またアメリカ系石油化学メーカーの日本法人社長を務める中で、様々な国籍や考え方の人々と仕事をしてきました。
その実体験と、近年、脳科学で明らかになりつつある無意識の脳の働きの解明には通じるものが多く、特に企業・団体などでのチーム作業において、この研修は非常に効果が高いと考えております。
研修の品質に関しては、社内は勿論、招聘されて大手食品メーカー、早稲田大学ビジネススクールなどで社会人、留学生などを対象として経験をしてきており、国際戦略経営学会などでの講師、発表をするなかでご評価いただいております。
業務外の講師への取次は対応しておりません。