想定する対象者
2025年には認知症患者は800万人近くなると言われています。その影響は高齢者自身のみならず子供や孫にも及びます。特別会計である介護・医療保険は税金と違い徴収率を独自に決められますが、既に増え続けており破綻寸前です。また、親の介護のために離職する率も働き盛りの40代から急増しており、これは企業側からも看過できない状況です。離職までしなくとも休職や時短で対処できるよう、なるべく手が掛からない介護を考えた時、やはり一番は本人の要介護度を下げることです。薬や医療にだけ頼るのではなく、本人の脳を活性化することで認知症の予防・改善を図り、従業員の家庭の負担を減らすことで経営側のダメージも軽減しましょう。
提供する価値・伝えたい事
高齢者それぞれが脳の中に持っている「記憶と結びついている音楽や映像」を探し出してオリジナル素材で再体験していただく事によって本人の力で認知症を予防・改善できる全く新しい心理療法「パーソナルソング・メソッド」の具体的な実践の仕方と、それに伴う高齢者のココロの扉の開き方についてお話しします。
「パーソナルソング・メソッド」は懐かしい音楽や映画をオリジナル素材で再体験することで記憶喚起を図り、それをおしゃべりすることで脳を活性化する弊社開発の認知症を改善・予防の心理療法です。既に300人以上の高齢者に実施されていて多くの方がその効果を実感されています。
内 容
1.厚労省が発表した「認知症大綱(2019/6)」を基に、我が国の認知症への取り組み、特に今回から追加された「予防」の観点を解説します
2.認知症対策の3要素と言われる「Physical(身体)」「Medical(医療)」「Mental(ココロ)」について解説し、我が国では前者2要素に比べ後者のココロへの具体策が殆ど無い現況を共有します
3.高齢者のココロにフォーカスした全く新しい心理療法「パーソナルソング・メソッド」を解説します
・ベースとなっている理論、学術発表(カルフォルニア大学の発表やADL記憶について)
・そこにエンタテインメントの要素を掛け合わせる意味
・実施例
・エビデンス例
4.「パーソナルソング・メソッド」の実践実習
・軽運動と発声練習のやり方と効果
・話し方聞き方(1H話法、否定しない話術)
・聞き出した記憶のまとめ方
5.まとめと質疑応答
根拠・関連する活動歴
「パーソナルソング・メソッド」を高齢者施設、商業施設イベントなどを通じ、これまで300人以上の高齢者に実践し、普段居眠りばかりしている人が饒舌になり、無表情だった人に笑顔が戻るなど多くの方に喜んでいただいています。これを受け、BSテレビ東京「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」で紹介され、番組内で脳科学の権威である「メモリークリニックお茶の水」朝田 隆院長が絶賛して下さったり、日刊スポーツで「パーソナルソング・メソッド」を紹介する連載が始まったりしています。
このメソッドを社員・従業員の方々に知らせることで、少しでも介護の負担を減らせたら幸いです。
業務外の講師への取次は対応しておりません。