利潤追求を両立させるパーパス経営のためのパーパス策定の原則

塚越友子
つかこしともこ

経営戦略・事業計画

塚越友子
つかこしともこ

博士(教育学) 公認心理師 臨床心理士
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提供する価値・伝えたい事

この講演は、中小企業やスタートアップの経営層に適した講演です。長期的な利益を生み出すみ出すための、自社の総合的な価値提供創出についてワークを用いて講演を行います。
従来、企業はCSR的な取り組みをしておけば信頼されていたのですが、昨今ではSDGsやESGを経営の中心に位置づけ、企業価値を上げていかなくては生き残れなくなりました。株主のみならず、商品を販売する事業であれば、若い世代は、パーパスに惹かれて商品を購入するといわれています。コモディティ化し、利益率が落ちた際に製品・サービス、ビジネスモデルを革新する手法をとりますが、これは一時のもの。パーパスの策定は総合的な価値提供を創出し、顧客にも自社にも長期的な利益をもたらします。
パーパスの策定は、いわば社会の中での自社の役割をSDGsやESGを組み込んで定義するものです。“目的”という日本語よりは、自社の存在意義といった意味合いが強い経営手法でしょう。説得力のあるパーパスは、会社が大切にするものを明確にし、行動への推進力をもたらし、意欲的なものとなります(Malnight, Buche, Dhanaraj,2019)。つまり、定義と実践が伴ったパーパス策定が必要です。パーパスは一朝一夕には策定することができず、適切なステップを踏み策定してゆかないとグーグルやフェイスブック、アマゾンやウォルマートのように実際の事業内容とパーパスの不一致を生じさせ、逆に自社の価値を落とします。

嘘偽りのない企業価値を上げるパーパスを策定・社内に浸透させていくには、いくつかのコツがあります。自社を深掘りしたり、未来を予測していくには、臨床心理学が得意とする洞察・内省・ヒアリングするスキルが必要です。この講演では、ワークを交えて臨床心理学や産業組織心理学を元に策定までのステップとパーパス、ミッション・ビジョン・バリューの本質的な理解を目指します。

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