動物から考える心の健全性

上野吉一
うえのよしかず

文化・教養

上野吉一
うえのよしかず

中部大学 特任講師
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想定する対象者

心に関して問題意識を持っている方
メンタルヘルスに関心のある方
幸福度を高めたいと考えている方
動物の心に関心のある方
動物の幸福度を高めたいと考えている方
動物について興味・関心のある方

提供する価値・伝えたい事

健康とは、WHOの定義によれば、身体が健全であるだけではなく、心も健全であり、周囲の人達との関係も良好とされる。心の健全性は、言葉としては誰しも理解しつつも、実際にはどのような状態が健全であるかを言える人は少ない。

動物においても、生活状態などの影響で、心の状態は変化する。ある状態ではポジティブな心、すなわち「前向き」、「諦めない」、「挫けない」心を持つことが知られている。こうした心の状態は、身体の健全性(免疫力や成長など)にも影響を与えることが明らかになっている。

こうした状態は、仲間との関係も良好で、生活を非常に円滑に送ることが可能になり、生き物としては健康と呼べる。人も含め、心の健全性の保ち方とその大切さを考えたい。

内 容

健康の定義を示す。心の健全性という考え方の枠組みとその大切さを説明する。
具体的な研究事例をもとに、動物の心の健全性はどのように捉えることができるかを説明する。
動物を飼育していく上で、動物の心の健全への配慮の重要さを説明する。
あるいは、人へ動物において得られた知見を当てはめることによって、人の心を健全に保つことの大切さとか、そのための方法はどのように考えられるを説明する。

根拠・関連する活動歴

比較認知科学の研究者。動物福祉という観点から、動物の心の健全性(Psychological well-being)について研究してきた。

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