ヒトはなぜ人になったのか:人類の進化と社会

上野吉一
うえのよしかず

文化・教養

上野吉一
うえのよしかず

中部大学 特任講師
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想定する対象者

「人」の存在に興味・関心のある方

「人」がどのように生まれてきたのかに興味・関心のある方

生物の進化に興味・関心のある方

人の社会のあり方の基盤となる「動物としての制限(生物学的制約)」を考えてみたい方

人の社会が持つ問題を考えることに興味・関心のある方

提供する価値・伝えたい事

800万年前に人はチンパンジーとの共通祖先から別れて、独自の歩みを始めた。その後、この地球上にはさまざまな人と近縁な“人”を生み出してきた。そして、わたし達ヒト(ホモ・サピエンス)が既に存在した数万年前までは数週の“人”、たとえばネアンデルタールや非常に体の小さなフローレス人などがいた。わたし達ヒトはそれらの人を駆逐して、生き延び繁栄してきた。そこにはわたし達のもつ認知的特性や社会的特性というものが寄与している。わたし達ヒトを進化という視点で捉え直すことは、ヒトが持つ生物学的な制約を理解することにつながる。わたし達が生活する中で直面するさまざまな問題の大本の理由に目を向けることは、新たなわたし達の在り方を考えるきっかけとなるだろう。

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