想定する対象者
中小企業経営者、幹部・管理職社員、企業の人事・労務管理担当者、管理部門の社員
ワークライフバランスを推進したいがうまくいかない経営者、女性社員
就業規則の作成方法がわからないと感じている経営者
提供する価値・伝えたい事
1.経営戦略としての女性活躍の推進
労働力人口の減少にあっても、妊娠・出産、育児、介護による女性の離職が多く生じています。女性労働者の雇用継続、働きやすい職場づくり、女性が活躍できるか否かによって、企業の成長を左右するといっても過言ではありません。労務管理においても、育児介護休業のルールはもちろん、在宅勤務制度の導入等の働きやすい環境づくりを考えていく必要があります。また、労働者の意識改革も必要です。
労働基準監督署で、12年間に渡り、10,000件超の労働相談を受けてきた社会保険労務士として、女性労働者の雇用継続、働きやすい職場づくりに必要な労務管理のヒントについて、事例をあげながら解説をいたします。
2.経営戦略としてのワークライフバランスの推進
働きやすい職場環境とは、どのような環境でしょうか?ワークライフバランスの推進は、「企業にとって単なるコスト高になる」、「労働者が頻繁に休んで仕事が回らない」等と考えていませんか。ワークライフバランスと言えば、育児介護休業を整備したり、残業を削減することと考えている企業も多くあります。
ワークライフバランスで仕事を見直すことで、労働者自身がリフレッシュでき、仕事を早く上げようと効率的になり、無駄な残業がなくなり、業績が向上し、会社と労働者双方の幸せへとつながっていきます。
新しいアイデアが生まれたり、また、自己啓発の時間を確保して、キャリア形成を自ら考えるようになったりもします。
この結果、仕事の効率化、労働者のスキルアップで会社の業績も向上します。そして、業績が向上すれば賃金も上昇するという好循環が生まれます。また、ワークライフバランスが実現されている企業は、働きやすい職場として優秀な労働者の採用にもつながります。ワークライフバランスは、未来に向けて企業を発展させるための施策です。
「働きやすい企業=ワークライフバランス実行企業」という考え方は、経営戦略そのものであると言えます。
本セミナーでは、「ワークライフバランスの推進」の意義、メリット、推進方法のポイントもお話をします。
内 容
1.経営戦略としての女性活躍の推進
⑴なぜ、企業において女性活躍が必要なのか?
~女性活躍が求められている背景~
・少子高齢化による労働力人口の減少
⑵女性労働者のための法制度の理解と運用
・男女雇用機会均等法、育児介護休業法、女性活躍推進法等の制度
⑶女性活躍を阻む障害とは?
・妊娠、出産、育児、介護による離職
⑷女性活躍推進のためのヒント!
~社内制度の整備・適正な労務管理~
①就業規則の改正
②短時間正社員・地域限定正社員・在宅勤務等の制度
③働く女性を理解する上でのメンタルヘルス
⑸キャリア形成の支援
・人事評価制度の柔軟な運用、教育研修機会の付与、中長期的な人材育成
⑹働きがいのある企業をめざし、男女労働者の意識改革
2.経営戦略としてのワークライフバランスの推進
⑴ワークライフバランスとは?
・ワークライフバランスの意義と必要性
⑵ワークライフバランスの推進のメリット
・ライフの中で自己啓発によるスキルアップ
⑶ワークライフバランス推進の成功例・失敗例と留意点
~労働関係法令の活用~
①改正育児介護休業法
②労働契約法
③労働基準法
⑷業務の効率化
①マルチ社員化
②無駄な残業の削減
⑸ワークライフバランスで労働者も企業もWin-Win!
~働きやすい職場環境にするためのヒント~
業務外の講師への取次は対応しておりません。