生成AIの衝撃!人工知能時代をどう生きるか

室山哲也
むろやまてつや

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室山哲也
むろやまてつや

日本科学技術ジャーナリスト会議会長 元 NHK解説主幹
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提供する価値・伝えたい事

現在、チャットGPTなどの生成AIが世界を揺るがしています。多くの企業や団体が利用をしはじめ、日本のみならず世界の経済や社会に大きな影響を与えています。また、既存の雇用を奪い、フェイクニュースや著作権侵害、機密情報の漏洩など、様々な課題もあり、今後の対応が議論されています。生成AIは、人間の脳や心に肉薄し、教育の在り方や宗教など、人間の精神性にも大きな影響を与えます。私たちはこの生成AIにどのように向き合い、新しい人間像を描いていけばいいのでしょうか?
最先端の研究成果も交えながら、人工知能時代の生き方について考えます。

内 容

・生成AIって何でしょう?
・最新脳科学で見た生成AIと脳の違いとは?
・AIが引き起こす課題とは?(自動運転の例)
・人間らしく生きるとはどういうことか?

生成AIには多くの社会的課題があります。 情報漏洩、著作権侵害、フェイク情報の氾濫、教育への影響。失業者の問題もあります。ある試算では、今後のAIの進歩で既存の雇用の5割ぐらいが消滅するといわれています。仕事そのものが全滅する場合もあれば、仕事の効率化が進んで業務が変質し10人でやっていた仕事を5人でこなすといったケースも考えられます。

では人間がやるべき仕事とはどのようなものでしょうか。
やることが決まっていて正解があるジグソーパズルのような仕事はAIやロボットができます。正解がなく、想像力を使ってやるようなレゴ型の仕事が人間の主な役割になると考えられます。
また、AIに仕事を任せても向かうゴールは人間が決めなければいけません。人間が操縦士でAIが副操縦士です。 ゴールを決めるには課題を発見したり決断したり、決断した結果の責任もとる必要があります。そのために私たちには深い洞察力が必要です。
そしてAIは人間を幸せにする存在でなければいけません。よく切れる刀は人を助けもするし凶器にもなります。切れ味のいいAIをどう位置づけて人間社会に実装するか、結局は人間が決めなければいけないことです。

AIを考えることは人間とは何かを考える事でもあります。 人間らしい意欲や喜怒哀楽、感性といったものを正しく理解し、人間らしさを武器にAIと向き合い「最強のコンビ」を目指す必要があるように思います。

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