想定する対象者
経営者、リーダー層、国土計画・開発に関わられている官公庁、地方自治体、企業、建築やランドスケープ、都市計画の設計者、発注者など
提供する価値・伝えたい事
日本の先人が古代から行ってきた自然環境と共生して持続可能な建築や都市計画、国づくりの歴史から現代に応用できる点について学ぶことができます。
この講演では、自然環境、信仰、地理、資源、建築、都市、政治、経済、歴史、文化などといった広範囲な分野が一つの総合的な関係性、流れとして体系的に理解することができ、普段、事業や仕事、生活などで触れることがない幅広い分野をリベラルアーツとして学ぶことができ、今後の事業展開の示唆として視座を高めることもできます。
内 容
日本は世界の中でも最も長く続く国の一つとして、縄文時代から幾たる気候変動や環境の変化、様々な時代に様々な地域から人々が日本列島に入ってきて、融合を繰り返し、多様な文化や精神性を育んできました。
その中で、平安京は西暦794年に長岡京から遷都されてから1868年に至るまで都として機能し続けてきました。それ以降も京都は日本人の精神的な都としての拠り所として、海外からも多くの方が訪れる、今も時代によって成長を続ける、生き続ける都だとも言えます。
先人がどのようにしてこの日本という国や平安京(京都)をつくったのか、なぜ、それらがこれほど長く続くことができたのか、その国づくりや都づくりに関わって来た人々、また、それに関わって来た周辺地域の自然環境や資源、そこでの生活がどのようなものであったか、そして、明治以降、東京に都としての機能が移り、衰退が進んだ京都を再興し、再び産業都市として京都が復活し、今日に続くきっかけの一つとなった琵琶湖疎水事業についてもお話します。
古代から現代に続く先人の挑戦から現代に生かせること、そして、私自身が行ってきた歴史や文化、伝統的な建築や都市計画、持続的地域環境の研究、温故知新で、自然と共生しながら、持続可能で、これから何世代にも渡って人々からも愛され、美しい景観もつくることができる建築や都市、地域、国土、土木のあり方などをお話します。
根拠・関連する活動歴
これまで、伝統的な建築や都市、地域づくりの研究、茅葺きと持続的な地域環境形成の研究、科学的な視点での伝統建築や茅葺きの人の健康に与える研究などを行ってきました。また、研究で明らかになった知見を応用した建築やランドスケープのデザイン、コンサルなども行ってきました。
これまでの約13年以上に渡って行ってきた古代日本の国づくりや都造営、伝統建築、それをつくり支えてきた信仰、精神性の研究に基づく教育研修プログラムでは、株式会社クボタのグローバルリーダーをはじめ、国内外の企業経営者、専門家、研究者、アーティスト、伝統文化関係者、旅行社、社会人塾、官公庁勤務者、大学、団体など、合計450名以上に対して、講演や研修を行ってきました。毎回、広範囲な分野を総合的に学ぶことができた、今後の事業展開に示唆となった、視座を高めることができた、感動した、心が洗われた、事業や人生の新たなきっかけを得ることができた、面白かった、勉強になったなど多くのご感想をいただいてきました。
かつて平安京造営に大きく貢献し、都や天皇家を千年に渡り支えてきた京都の里山である山国地域で行ってきた茅葺きと持続的地域環境の研究については、NHK WORLDやBBCなどの世界的なメディアに自分が考えていた内容の番組を作っていただき、それぞれ2021年、2023年に世界放送されました。
業務外の講師への取次は対応しておりません。