藤原氏の歴史と古代日本の成り立ちについて

西山史一
にしやまふみかず

地域活性

西山史一
にしやまふみかず

地球環境と共生した持続可能な世界づくりのマスタープランナー 建築家 総合参謀
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想定する対象者

経営者、リーダー層、国土計画・開発に関わられている官公庁、地方自治体、企業、建築やランドスケープ、都市計画の設計者、発注者など

提供する価値・伝えたい事

古代日本の国づくりに大きく関わってきた藤原氏についてお話します。
現在、大河ドラマ「光る君へ」でも多数出てくる藤原氏は平安時代に権力の絶頂期を迎え、古代日本において大きな影響力をもった一族と考えられています。しかし、藤原氏がなぜ古代日本の政治においてそれほど大きな権力をもつことができたのでしょうか。
藤原氏の始まりは飛鳥時代、後の天智天皇となる中大兄皇子とともに乙巳の変を起こし、大化の改新を行った中臣鎌足が亡くなる前に天智天皇から藤原姓を賜ったところから始まっています。そして、鎌足の次男である不比等が実質的な始祖として、後の平安時代の道長にもつながっていきます。藤原氏というと権力を牛耳った人たちと捉えられることもあるかもしれませんが、鎌足、不比等の時代は日本が唐に敗れ、国が滅びるかどうかの瀬戸際の時代。国を守り、国としての体制を整え、独立国として唐に対等に立ち向かえる国に育て、相次ぐ天災や疫病、内乱を鎮め、国を一つにするということが何より大事な時代でした。その中で、平城京遷都も不比等主導で行われます。
飛鳥時代から奈良時代にかけて、天皇の参謀として古代日本の国づくりに大きな影響を与えた不比等が行った政治とはどのようなものだったのか。また、藤原氏と言えば公家、政治家という印象が強いかもしれませんが武家や神官、僧侶、職人など多くの流れがあり、全国に藤原氏は広がっていきました。彼らはどのようなことを行っていったのでしょうか。

この講演では、自然環境、信仰、地理、資源、建築、都市、政治、経済、歴史、文化などといった広範囲な分野が一つの総合的な関係性、流れとして体系的に理解することができ、普段、事業や仕事、生活などで触れることがない幅広い分野をリベラルアーツとして学ぶことができ、今後の事業展開の示唆として視座を高めることもできます。

内 容

奈良を中心に、各地の神社や寺院など、これまで私が藤原氏の足跡を辿ってきた場所とそこで発見された多くの情報についてお話します。
この講演では、藤原氏はどのように始まり、どのようなことを行い、どのように広がり、古代日本の国づくりにどのように影響を与えてきたかお話します。また、藤原氏がなぜそれほど大きな権力をもつことができたのか、長年の研究をもとに、藤原氏の実像について、他では言われていない独自の新しい説についてもお話したいと思います。
この講演を聴くことで、日本についての理解が大きく変わり、世界における日本の役割について考えることができ、日本の素晴らしさや日本に今いることの誇りを感じることができるかと思います。

根拠・関連する活動歴

これまで、伝統的な建築や都市、地域づくりの研究、茅葺きと持続的な地域環境形成の研究、科学的な視点での伝統建築や茅葺きの人の健康に与える研究などを行ってきました。また、研究で明らかになった知見を応用した建築やランドスケープのデザイン、コンサルなども行ってきました。
これまでの約13年以上に渡って行ってきた古代日本の国づくりや都造営、伝統建築、それをつくり支えてきた信仰、精神性の研究に基づく教育研修プログラムでは、株式会社クボタのグローバルリーダーをはじめ、国内外の企業経営者、専門家、研究者、アーティスト、伝統文化関係者、旅行社、社会人塾、官公庁勤務者、大学、団体など、合計450名以上に対して、講演や研修を行ってきました。毎回、広範囲な分野を総合的に学ぶことができた、今後の事業展開に示唆となった、視座を高めることができた、感動した、心が洗われた、事業や人生の新たなきっかけを得ることができた、面白かった、勉強になったなど多くのご感想をいただいてきました。
かつて平安京造営に大きく貢献し、都や天皇家を千年に渡り支えてきた京都の里山である山国地域で行ってきた茅葺きと持続的地域環境の研究については、NHK WORLDやBBCなどの世界的なメディアに自分が考えていた内容の番組を作っていただき、それぞれ2021年、2023年に世界放送されました。

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