天気が変えた戦国・近世の城

久保井朝美
くぼいあさみ

文化・教養

久保井朝美
くぼいあさみ

気象予報士 防災士
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提供する価値・伝えたい事

豪雪地帯、潮風、台風…強いストレスにさらされても、今なお強度と美しさを誇る名城たち。気象予報士ならではの視点で天気とお城の不思議な関係を読み解きます。

内 容

◎雪から守る「赤い屋根」(会津若松城)
福島県の会津若松城(鶴ヶ城)は、白い壁に赤い屋根というコントラストが優美なお城です。もともと一般的な黒い瓦が葺かれていましたが、赤瓦に葺き替えられたという資料が残っています。なぜ赤にしたのでしょう?会津地方が豪雪地帯ということと深い関係があります。

◎「美しい壁」は台風対策(鹿児島城)
2020年に復元された、鹿児島城の「御楼門(ごろうもん)」日本最大級の城門です。その壁には、美しい格子状の模様が見られます。鹿児島は、台風の上陸数が日本で1番多い県。この壁は、暴風雨への備えではないでしょうか。

◎天下を分けた天気!?(関ヶ原の戦い)
1600年に起こった「関ヶ原の戦い」。徳川家康が率いる東軍と石田三成が率いる西軍がぶつかり、わずか6時間ほどで東軍が勝利したといわれます。短時間で勝利できたのは、野戦が得意な徳川家康が霧の“サイン”を戦に生かした可能性があります。

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